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鯉の泳ぐまち

鯉の泳ぐまち

長崎県島原市は、古くから「水の都」と呼ばれ、雲仙山系からの伏流水が市内随所に湧出し、「島原湧水群」として環境省の「名水百選」にも選定されています。市内でも新町一帯は、とくに湧き水が豊富で、1日1万tが湧出。市民が鯉を放流し「鯉が泳ぐまち」として、観光客の目を楽しませています。

湧水流れる水路に鯉が泳ぐ!

清流の流れる水路は往時の生活用水(大正時代までは飲料水としても活用)、防火用水ですが、下新町町内会が湧水を大切にしよう、子どもたちの豊かな心を育てようと昭和53年7月に新町2丁目の水路に鯉を放したのが始まり。
6ヶ所の湧水地から湧き出す清流が100mに渡って流れ、今では紅白、大正三色、昭和三色、黄金など1000匹の鯉が泳ぐようになり、「鯉の泳ぐまち」として観光的にも有名に。

この鯉の泳ぐ水路も環境省名水百選選定の「島原湧水群」の一部です。
「新町は島原の中でもとくに湧き水が豊富で、地面を50cmも掘れば水が出てきます」と、地元の人は自慢します。
毎年、子供の日に鯉の放流が行なわれるほか、病気などで亡くなった鯉の供養を実施。

鯉の泳ぐまち観光交流センター 「清流亭」では、観光案内、そして地場産品の展示があります。
また、昭和初期の建物を再生した「しまばら湧水館」(旧三村邸)は、無料の休憩スポットとして公開されるほか(屋敷の西側の湧水源から引いた水が庭の水路を流れています)、手づくり体験として「かんざらし作り体験」が可能。

「湧水庭園四明荘」の池にも鯉が泳ぎ、一角は雅(みやび)な雰囲気が漂っています。

鯉の泳ぐまち
名称 鯉の泳ぐまち/こいのおよぐまち
所在地 長崎県島原市新町
関連HP 島原市公式ホームページ
電車・バスで 島原鉄道島鉄本社前駅から徒歩8分
ドライブで 長崎自動車道諫早ICから約42km
駐車場 中央駐車場(50台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ しまばら観光おもてなし課 TEL:0957-63-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

島原湧水群・しまばら水屋敷

長崎県島原市万町、中央街アーケードにあるのが島原湧水群・しまばら水屋敷。明治5年に島原の豪商・中山要衛門が建てた屋敷を平成7年に茶房として再生したもの。擬洋風建築の2階部分は明治30年頃の増築。庭にある池から1日4000tという膨大な湧水が

島原湧水群・湧水庭園四明荘

長崎県島原市の中心街(鯉の泳ぐまち)に位置する島原湧水群を利用した伊東氏の庭園が湧水庭園四明荘。四方の眺望に優れることから、大正9年築の数寄屋風の主屋は「四明荘」と称されています。1日3000tもの湧水が大小3つの池に湧き出し、「四明荘」か

 

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