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東山手洋風住宅群

東山手洋風住宅群

長崎県長崎市東山手町、東山手の外国人居留地を代表する景観が、オランダ坂脇に密集して建つ、東山手洋風住宅群。明治の中頃(1890年代)に建てられた和洋折衷の洋館7棟からなり、集合住宅の形式をとっていることから、外国人向けの社宅または賃貸住宅として建てられたと推測されています。

明治時代に築かれた外国人向けの住宅群が現存!

長崎開港後の東山手は、大浦の商館を見下ろす好立地で、ポルトガル領事館、 ベルギー領事館や礼拝堂、住宅などが建ち並び、「領事館の丘」と呼ばれていました。

当時の住宅が現存しているのが、東山手洋風住宅群。
建物自体はあまり華美ではなく、簡素な造りですが、開放的なバルコニーに、瓦屋根と西洋のマントルピースが建ち並ぶ擬洋風的な外観は、いかにも居留地で、一見の価値があります。

7棟のうち3棟を幕末から明治にかけての長崎の古い写真が展示される「古写真資料館」、1棟を江戸時代の長崎の遺跡から出土した資料を展示する「埋蔵資料館」として再生。
さらに居留地時代の様子を写真やビデオなどで展示解説する「東山手地区町並み保存センター」、国際交流の場として活用される東山手「地球館」cafe slowとして、再生されています。

オランダ坂周辺は、長崎市東山手伝統的建造物群保存地区にも選定。

東山手洋風住宅群
名称 東山手洋風住宅群/ひがしやまてようふうじゅうたくぐん
所在地 長崎県長崎市東山手町
関連HP 長崎市公式観光サイト
電車・バスで 路面電車(長崎電気軌道)石橋電停から徒歩5分
ドライブで 長崎自動車道長崎ICから約4km
駐車場 市営松が枝町第2駐車場(94台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 長崎市文化観光部文化財課 TEL:095-829-1193/FAX:095-829-1219
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

オランダ坂

その昔、長崎(現・長崎県長崎市)の人々は、東洋人以外の外国人をオランダさん(和蘭さん)と呼びました。長崎市の東山手一帯は幕末の開国に伴い、外国人居留地となった場所で、外国人の往来が多かった坂道をオランダ坂と通称。東山手の活水学院下の坂、活水

東山手十二番館(旧居留地私学歴史資料館)

長崎県長崎市の東山手地区(旧長崎外国人居留地)、オランダ坂の上に建つ東山手十二番館は、明治元年にロシア領事館として建築され、その後アメリカ領事館、メソジスト派(婦人外国伝道協会)の宣教師住宅として使用されていた洋館。旧居留地私学歴史資料館と

旧長崎英国領事館

長崎県長崎市大浦町、活水学院脇のオランダ坂からほど近い、赤レンガと長い塀がひときわ目を引く建物が、旧長崎英国領事館。明治41年に建てられたかつてのイギリス領事館で、設計はイギリス人技師のウィリアム・コーワン(William Cowan)。国

東山手地区町並み保存センター

長崎県長崎市東山手町、東山手の外国人居留地を代表する景観が、オランダ坂脇に密集して建つ、東山手洋風住宅群。明治の中頃(1890年代)に建てられた和洋折衷の洋館7棟からなり、そのなかの1棟が東山手のガイダンス施設でもある東山手地区町並み保存セ

長崎市東山手伝統的建造物群保存地区

長崎県長崎市、安政5年(1858年)の5ヶ国と結んだ修好通商条約により自由貿易港となった長崎に設けられた外国人居留地を前身とする歴史的景観が、長崎市東山手伝統的建造物群保存地区(ながさきしひがしやまてでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)

 

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