長崎県壱岐市芦辺町、古代の壱岐国の中心地だったと推測できる国分本村にある直系10m〜20mの円墳8基で構成される古墳群が百田頭古墳群(ひゃくたがしらこふんぐん)。鬼の窟古墳、兵瀬古墳など壱岐島内の最大規模の円墳が集中する北側にあり、小さい規模ながら鬼の窟古墳と同じ構造の石室(せきしつ)が築かれています。
小規模な円墳8基からなる古墳群
石室に船の線刻が施され、刀身、馬具などが出土した百田頭5号墳(円墳)、刀身や耳環(じかん)が発掘の百田頭2号墳(円墳)、馬具や耳環、琥珀玉(こはくだま)、管玉が副葬品として発見された百田頭7号墳(円墳)などの円墳があり、遺物は武器や馬具などに比べて農具関係が多いのが特徴。
築造は、6世紀後半〜8世紀前半と推測され、双六古墳(そうろくこふん)、笹塚古墳などの巨石古墳に埋葬された首長の一族、あるいは側近の有力者の墓と考えることができます。
百田頭古墳群 | |
名称 | 百田頭古墳群/ひゃくたかしらこふんぐん |
所在地 | 長崎県壱岐市芦辺町国分本村触948 |
電車・バスで | 郷ノ浦港からタクシーで17分 |
ドライブで | 郷ノ浦港から約9.5km |
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