電車の運転席を2階に配置、あるいは運転席背後の少し高い場所に設置したのが展望席。昭和63年4月10日に開業した瀬戸大橋線を通り、岡山駅〜高松駅を結ぶのが快速「マリンライナー」。先頭車両に2階建て車両を導入し、先頭のパノラマシート(展望席)と2階部分はグリーン車指定席の扱いです。
運転台のすぐ後ろにパノラマシート(グリーン席)を4席配置
平成15年10月のダイヤ改正で登場したのが、快速「マリンライナー」
瀬戸大橋の眺望を満喫してもらおうと、JR四国、JR西日本が共同で導入した車両で、先頭1号車2階部分のグリーン車からは瀬戸内海の眺望を楽しめ(一部の列車はダブルデッカー車両を連結していません)、さらに先頭部に4席しかないパノラマシート(展望席=グリーン車指定席)を設置しています(ダブルデッカーの1階部分は普通車指定席)。
鉄道友の会選定の「2004年ブルーリボン賞」、日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」にも選ばれています。
運転台のすぐ後ろにパノラマシート(グリーン席)が4席だけ用意され(平屋部分に4席だけ設けられた特別な空間)、側面の大窓からの眺望とともに前面展望を楽しむことができます。
1A、1Bが運転席の背後となるので、右側の1C、1Dより一段高い位置に座席が設置されています。
基本的に1時間あたり2本運転されているので、先頭のパノラマシート(展望席=グリーン車指定席)に座れる人は1時間あたり8名限定ということに。
快速「マリンライナー」のグリーン車指定席券は、大人・小人いずれも780円(営業キロ50km以下)、1000円(営業キロ51km以上)なので、岡山駅〜高松駅は1000円ということに。
コスパも良く、人気があります。
JR東日本のインターネット予約「えきねっと」(きっぷの受取方法に注意が必要)、JR西日本のインターネット予約「e5489」(会員登録が必要です)で1ヶ月前から発売(発売開始日のさらに1週間前から予約の申込を受け付ける「事前申込サービス」も利用可能)。
展望席で旅しよう(4)快速「マリンライナー」 | |
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