岡山県倉敷市下津井、瀬戸内海に臨む児島半島最南端に位置する鷲羽山(わしゅうざん)。眼前に瀬戸大橋を眺望する絶景の地です。鷲羽山という名は、東北から遠望すると、鷲が翼を広げた姿に見えることに由来。昭和6年、文豪・徳富蘇峰は「秀でた風景をこの峰に集める」と鐘秀峰(しょうしゅうほう)と名付けています。
駐車場からまずは鷲羽山第二展望台へ
児島半島の最南端に岬状に突き出した、標高133m(三角点は112.7m)の山で、戦国時代には塩飽水軍(しわくすいぐん)が活躍した塩飽諸島(しわくしょとう)の美しい島々と瀬戸大橋を眺める絶好の展望台に。
瀬戸内海国立公園に指定され、「下津井鷲羽山」(しもついわしゅうざん)の名で国の名勝にもなっています。
山麓には、岡山県道21号(岡山児島線)が岡山市街と下津井を結び、半島先端部を周回するように通じています。
その途中から鷲羽山へと進めば、標高60mほどの鷲羽山駐車場へと上ることが可能。
大駐車場から標高80mほどの鷲羽山第二展望台へは徒歩で。
第二展望台からは瀬戸大橋を眼前に、備讃瀬戸に浮かぶ塩飽諸島を見渡すことができます。
鷲羽山展望台近くには「鷲羽山レストハウス」があり、眼下に海を臨みながら瀬戸内の味覚が味わえるレストラン、喫茶、土産コーナーなどがあります。
鷲羽山自然研究路(遊歩道南路)で第一展望台へ
さらに頑張って鷲羽山山頂方向へと鷲羽山自然研究路(遊歩道南路)歩けば、山頂直下に「鷲羽山ビジターセンター」があり、テラスからは大パノラマが広がります。
この「鷲羽山ビジターセンター」前のテラスが鷲羽山第一展望台です。
また巨岩累々の鷲羽山山頂(三角点のあるピークではなく、ビジターセンター北西にある最高点)には方位盤があり、瀬戸大橋が俯瞰できます。
さらに歩けば一本松、鷲羽山古墳群(小さなピークが鷲羽山第一古墳)をへて瀬戸中央自動車道のトンネル真上に位置する東屋展望台に到達します。
東屋展望台からは、瀬戸大橋を真横から眺める絶景を得ることができます。
平成3年1月1日まで下津井電鉄線が鷲羽山の中腹を走り、鷲羽山の登山のための鷲羽山駅(昭和6年開業)がありましたが、今は廃止され、鷲羽山駅跡が瀬戸大橋の展望地(鷲羽山駅跡・展望デッキ)になっています。
時間が許せば車で20分ほどの王子が岳(絶景スポットです)もハシゴしましょう。
鷲羽山 | |
名称 | 鷲羽山/わしゅうざん |
所在地 | 岡山県倉敷市下津井田之浦 |
関連HP | 倉敷市公式観光サイト |
電車・バスで | JR児島駅から下津井電鉄バス鷲羽山行きで22分、終点下車 |
ドライブで | 瀬戸中央自動車道児島ICから約4km |
駐車場 | 400台/無料 |
問い合わせ | 倉敷市観光課 TEL:086-426-3411/FAX:086-421-0107 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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