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頼久寺庭園

頼久寺庭園

備中高梁(岡山県高梁市)にある臨済宗永源寺派の古刹、頼久寺。永正年間(1504年〜1521年)、備中松山城主・上野頼久が足利尊氏の建てた安国寺を再興、寺号を安国頼久寺とした。国の名勝にも指定の頼久寺庭園は、小堀政一(こぼりまさかず=後の小堀遠州)作庭の名園です。

小堀遠州作庭の蓬莱式枯山水庭園

小堀政一(小堀遠州)は近江国坂田郡小堀村(現・滋賀県長浜市)に生まれ、秀吉の死後は徳川家康に仕え、関ヶ原の戦いでの功で備中国奉行(備中松山城主)となり、荒廃した備中松山城を再建。
その際の仮住まいが頼久寺だったのです。

備中領有中に家康駿府隠居寺時の天下普請で築城された駿府城の普請奉行を務めた際に、慶長14年(1609年)、従五位下遠江守に叙任されたことから遠州と称されていますが、備中松山との結びつきは強いものがあります。

頼久寺庭園は安土桃山時代から江戸初期のかけての様式をもつ蓬莱式枯山水庭園で、愛宕山を借景とし、白砂の敷かれた中央に鶴島、その背後に亀島を配置。
別名「鶴亀の庭」とも呼ばれています。
山に沿うサツキの大刈込みで大海の波を表現するなど、小堀遠州の才能が存分に示されています。

頼久寺庭園
名称 頼久寺庭園/らいきゅうじていえん
所在地 岡山県高梁市頼久寺町18
関連HP 頼久寺公式ホームページ
電車・バスで JR備中高梁駅から徒歩15分
ドライブで 岡山自動車道賀陽ICから約9km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 頼久寺 TEL:0866-22-3516
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材・画像協力/岡山県観光連盟

備中松山城

2018年5月13日

 

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