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「新幹線の秘境駅」、奥津軽いまべつ駅は1日の乗車人数が全国最少の40人!

奥津軽いまべつ駅

JR北海道の新幹線駅でありながら、青森県の津軽半島の山中にあるのが、奥津軽いまべつ駅。津軽海峡線(在来線)の駅にもなっていますが、旅客定期列車の運転がないため、事実上の新幹線駅。2022年度の1日平均の乗車人数は40人ほどで、新幹線駅としては全国最少です(2位はJR北海道の木古内駅)。

青森県にありながらJR北海道の新幹線駅

青函トンネルの津軽半島側の入口、青森県東津軽郡今別町にあるのが奥津軽いまべつ駅。
この先、北海道新幹線は龍飛崎を通っていますが、すべて地下(トンネル)となるので、トンネル直前の駅ということに。
北海道側のトンネルを出た先の木古内駅も乗車人数が60人程度で、全国2位という少ない数字ですが、長大な青函トンネル前後の駅ということで、駅自体の存在意義があるのです。

奥津軽いまべつ駅は、青函トンネルの入口(見学できる青函トンネル入口広場があります)から6kmほど離れていますが、世界最長の海底トンネル(53.85km)の避難・消火設備、保守拠点(奥津軽保守基地)が併設されています。
当初は新津軽二股信号場として開設の予定でしたが、地元の請願で旅客駅(開業時は津軽今別駅)として誕生。
そのため、今別町は人口2193人(2024年1月1日現在)と、新幹線の駅のある全国最少の自治体になっています。

開業時の津軽今別駅時代には、津軽線(在来線)の快速「海峡」が停車、平成14年12月1日に快速「海峡」が廃止されると、特急「白鳥」、「スーパー白鳥」が停車するようになりましたが、北海道新幹線の新青森駅〜新函館北斗駅間開業に伴い、平成28年3月26日、津軽今別駅が廃止され、奥津軽いまべつ駅が開業。

隣接して「道の駅いまべつ」、津軽線(JR東日本)の津軽二股駅があり、駅レンタカーは、「道の駅いまべつ」で対応。
東北の駅百選に選定されていますが、当然、JR北海道では唯一の選定です。

在来線の旅客列車が走っていないので、青春18きっぷ利用の場合は、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入すれば、津軽線・津軽二股駅から連絡通路で奥津軽いまべつ駅に移動し、奥津軽いまべつ駅〜木古内駅の北海道新幹線、さらに道南いさりび鉄道線で五稜郭駅(JR函館本線に接続)まで移動できます。

津軽線津軽二股駅とは隣接していますが別駅扱いとなっています。

「新幹線の秘境駅」、奥津軽いまべつ駅は1日の乗車人数が全国最少の40人!
所在地 青森県東津軽郡今別町大川平清川
場所 奥津軽いまべつ駅
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

新幹線駅なのに1日の平均乗車数が、たった72人の駅が!

JR東日本が発表する「各駅の乗車人員 2023年度」によれば、1日の乗車人員(定期利用と定期外の合計)が100人以下の駅は、42駅。そのなかで、下から数えて32番目、平均乗車数72人(うち定期利用15人)という新幹線駅が、東北新幹

 

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