名湯のある名山を100座選定!ということで話題となった『温泉百名山』(2022年10月26日発売)。続編として2024年10月25日(金)に『日帰りで登れる 温泉百名山』を発売します(ともに集英社インターナショナル刊)。続編は名山の頂を極めた帰りに、温泉に入ることができ、しかもそれが日帰りで実現する「百名山」です。
名山+温泉+日帰り=『日帰りで登れる 温泉百名山』
温泉取材歴40年以上という大ベテランですが、2016年、白山登山をきっかけに、元来の山好きに火がつき、『日本百名山』(深田久弥)を意識するように・・・。翌年、『日本百名山』はすべて登り尽くしますが、百名山の登山口には意外にも温泉がないことに気づき、「温泉のある名山」を自らが100座選定することを決意、そうして誕生したのが前著『温泉百名山』です。
温泉にも深田久弥の『日本百名山』同様に「品格」、「歴史」、「個性」を求め、下山後のひと風呂と名山を組み合わせた、温泉達人ならではの至高の一冊。
『温泉百名山』は温泉ファンだけでなく、山好きにも話題となりました。
温泉達人でもあり、同時に山男でもある飯出敏夫さんのもとには「登山初級者向けの続編を出してほしい」との要望が数多く寄せられ、続編としてファミリーでも楽しめるような日帰り登山&温泉をも組み込んだ『日帰りで登れる 温泉百名山』が誕生したのです。
初級者や年配者でも比較的容易に登れる山、ふるさとの名山(低山)と、下山後に汗を流してリフレッシュできる日帰り温泉施設を中心にピックアップ。
この本を読むと山好きが温泉好きに転じたり、またその逆もあって著者の飯出さんのようなハイブリット型の温泉登山家(登山温泉家)が増えるかもしれません。
なかには知られざる名山、名湯も含まれているので、少し気になる人は、下記の紹介先一覧を確認を。
温泉百名山は、都道府県別に分類され、基本的に北から南の順に掲載。
1コース見開き構成なので見やすく、著者の主観的な体験レポートにポイントを置いている点が、既存のガイドブックとは異なる点です。
参考データとして、登山口からの往復コースタイム、基点となる温泉までのアクセス、下山口から温泉までのアクセス、コースの難易度(5時間未満★、5〜7時間未満★★、7時間以上★★★)なども記載されるのは、ガイドブック編集などにも携わった出版人でもある飯出敏夫さんならではの配慮。
つまりは温泉達人の「(主観の入った)口コミ的な読み物」として楽しめるだけでなく、ガイドブックの実用性を兼ね備えている点が、本書の特徴ということに。
『日帰りで登れる 温泉百名山』 掲載の名山・名湯一覧
■北海道(10座・10湯)
1.雌阿寒岳と雌阿寒温泉
2.平山と丸瀬布温泉
3.黒岳と層雲峡温泉
4.旭岳と旭岳温泉
5.永山岳と愛山渓温泉
6.白雲山と然別か峡かんの温泉
7.樽前山と支笏湖温泉
8.尻別岳とルスツ温泉
9.羊蹄山とまっかり温泉
10.昆布岳と黄金温泉
■東北(20座・20湯)
11.赤倉山と酸ヶ湯温泉(青森)
12.高田大岳と谷地温泉(青森)
13.八幡平と藤七温泉(岩手)
14.源太ヶ岳と松川温泉(岩手)
15.黒倉山と網張温泉(岩手)
16.経塚山と夏油温泉(岩手)
17.焼石岳と焼石岳温泉(岩手)
18.森吉山と打当温泉(秋田)
19.乳頭山と乳頭温泉郷(秋田)
20.秋田駒ヶ岳と駒ヶ岳温泉(秋田)
21.栗駒山と新湯温泉(宮城)
22.月山と月山志津温泉(山形)
23.葉山と新寒河江温泉(山形)
24.蔵王山と蔵王温泉(山形)
25.東吾妻山と赤湯温泉(福島)
26.一切経山と高湯温泉(福島)
27.安達太良山と奥岳温泉(福島)
28.磐梯山と押立温泉(福島)
29.甲子山と甲子温泉(福島)
30.会津駒ヶ岳と尾瀬檜枝岐温泉(福島)
■関東・伊豆(20座・20湯)
31.三本槍岳と大丸温泉(栃木)
32.鬼怒沼山と加仁湯温泉(栃木)
33.五色山と奥日光湯元温泉(栃木)
34.小太郎山と光徳温泉(栃木)
35.至仏山と寄居山温泉(群馬)
36.稲包山と法師温泉(群馬)
37.武尊山と幡谷温泉(群馬)
38.子持山と金島温泉(群馬)
39.高山三山と高山温泉(群馬)
40.四阿山と嬬恋高原温泉(群馬)
41.榛名山と榛名湖温泉(群馬)
42.浅間隠山と相間川温泉(群馬)
43.稲含山と下仁田温泉(群馬)
44.烏帽子岳と浜平温泉(群馬)
45.武甲山と武甲温泉(埼玉)
46.大岳山とつるつる温泉(東京)
47.筑波山と筑波山温泉(茨城)
48.鋸山と房州大福温泉(千葉)
49.明神ヶ岳と宮城野温泉(神奈川)
50.天城山と伊豆高原の湯(静岡)
■甲信越(21座・21湯)
51.二十六夜山と芭蕉月待ちの湯(山梨)
52.大菩薩嶺と大菩薩の湯(山梨)
53.乾徳山とみとみ笛吹の湯(山梨)
54.金峰山と鼓川温泉(山梨・長野)
55.茅ヶ岳とクララの湯(山梨)
56.千頭星山と韮崎旭温泉(山梨)
57.御座山と北相木温泉(長野)
58.浅間外輪山と天狗温泉(長野)
59.東篭の塔山と高峰温泉(長野)
60.青木三山と田沢温泉(長野)
61.独鈷山と霊泉寺温泉(長野)
62.硫黄岳と夏沢温泉(長野)
63.木曽駒ヶ岳と早太郎温泉(長野)
64.八方尾根と白馬八方温泉(長野)
65.白馬乗鞍岳と蓮華温泉(長野)
66.大渚山と小谷温泉(長野)
67.高社山とよませ温泉(長野)
68.斑尾山と斑尾高原温泉(長野)
69.五頭山と出湯温泉(新潟)
70.守門岳と守門温泉(新潟)
71.浅草岳と浅草岳温泉(新潟・福島)
■北陸・東海・近畿(14座・14湯)
72.僧ヶ岳と宇奈月温泉(富山)
73.奥大日岳とらいちょう温泉(富山)
74.立山とみくりが池温泉(富山)
75.西穂高岳独標と新穂高温泉(岐阜・長野)
76.三方岩岳と中宮温泉(石川・岐阜)
77.鳳来寺山と湯谷温泉(愛知)
78.御在所岳と御在所温泉(三重・滋賀)
79.倶留尊山と曽爾高原温泉(奈良・三重)
80.高見山とたかすみ温泉(奈良・三重)
81.稲村ヶ岳と洞川温泉(奈良)
82.大台ヶ原と入之波温泉(奈良・三重)
83.玉置山と十津川温泉(奈良)
84.金剛山と河内長野温泉(大阪・奈良)
85.六甲山と有馬温泉(兵庫)
■中国・四国・九州(15座・15湯)
86.蒜山と蒜山ラドン温泉(岡山・鳥取)
87.道後山とひばごん郷温泉(広島・鳥取)
88.大山と大山火の神岳温泉(鳥取)
89.船通山と斐乃上温泉(島根・鳥取)
90.三瓶山と三瓶温泉(島根)
91.国見山と祖谷温泉(徳島)
92.石鎚山と石鎚山温泉(愛媛)
93.大平山と明礬温泉(大分)
94.三俣山と星生温泉(大分)
95.大船山と法華院温泉(熊本)
96.阿蘇山高岳と内牧温泉(熊本)
97.市房山と湯山温泉(熊本・宮崎)
98.白鳥山と白鳥温泉(宮崎)
99.韓国岳と霧島温泉郷(鹿児島・宮崎)
100.栗野岳と霧島温泉(鹿児島)
温泉達人の飯出敏夫さんが『日帰りで登れる 温泉百名山』を出版! | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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