大阪府堺市堺区の大仙公園内にある5世紀中頃(古墳時代中期)築造の帆立貝形古墳が、竜佐山古墳(たつさやまこふん)。大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の陪塚(ばいちょう=親族、臣下を埋葬した古墳)で、百舌鳥古墳群を構成。世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産にもなっています。
宮内庁は「仁徳天皇陵陪塚 ろ号飛地」に治定
大仙公園の北端、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の周囲に巡らされる外濠の南側、外濠に並行して築造される墳丘長61mの帆立貝形古墳(前方後円墳の前方部が短小化)。
東側にはほぼ同型の孫太夫山古墳が並んでいます。
なぜ前方後円墳でなく、帆立貝形古墳なのかに関してはよくわかっていませんが、大きな前方部をつけることをヤマト王権の大王に禁止されたためという説もあります。
享保15年(1730年)編纂の『舳松領絵図』(へまつりょうえず)に記載される絵図では良佐山と記され、周囲には周濠が失われて田んぼが描かれています。
大仙公園にありますが、墳丘の大部分は宮内庁が「仁徳天皇陵陪塚ろ号飛地」として管理し、古墳の裾から周濠部分を堺市が管理しています。
前方部の北側の周濠は、大阪府道197号(深井畑山宿院線=御陵通り)の拡幅の際に埋め立てられ、周濠の上を歩道が通っています。
竜佐山古墳 | |
名称 | 竜佐山古墳/たつさやまこふん |
所在地 | 大阪府堺市堺区大仙中町 |
関連HP | 堺市公式ホームページ |
電車・バスで | JR阪和線百舌鳥駅から徒歩7分 |
ドライブで | 阪神高速15号堺線堺出口から約3km |
駐車場 | 大仙公園第1駐車場(127台/有料)・第2駐車場(149台/有料)・第3駐車場(98台/有料) |
問い合わせ | 堺市文化観光局博物館学芸課 TEL:072-245-6201/FAX:072-245-6263 |
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