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塚廻古墳

塚廻古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の外濠東側にある円墳が、塚廻古墳(つかまわりこふん)。百舌鳥古墳群の1基で、大仙陵古墳の陪冢(ばいちょう)と推測されています。現在は堺市が保有し、国の史跡に。世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産にもなっています。

明治45年の発掘で、大量の玉類が出土

2段築成、墳丘径は35m、高さは4.5mの円墳で、往時には周囲には幅10mほどの濠が巡っていました(西側の道路に濠の位置をタイルで表示)。
テラスには埴輪が並んでいました。
明治45年に坪井正五郎(つぼいしょうごろう=人類学の先駆者)が立ち会った発掘調査では(宮内省諸陵寮に無断で地主が行なった発掘のため、後に政府と発掘した地主側で裁判に発展)、舟形の木棺が発見され、副葬品として銅鏡(変形四獣鏡、変形五獣鏡)、刀剣、さらに翡翠(ひすい)でつくられた直径5cmの勾玉(まがたま)、管玉(くだたま)、棗玉(なつめだま)、臼玉(うすだま)などの玉類が大量に出土しています。
埴輪や副葬品から5世紀前半〜中頃の築造と推測されています。

塚廻古墳
名称 塚廻古墳/つかまわりこふん
所在地 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町1丁25
関連HP 堺市公式ホームページ
電車・バスで JR・南海電鉄三国ヶ丘駅、南海電鉄堺東駅から徒歩10分
ドライブで 阪神高速15号堺線堺出口から約3km
駐車場 大仙公園第1駐車場(127台/有料)・第2駐車場(149台/有料)・第3駐車場(98台/有料)
問い合わせ 堺市文化観光局文化部文化財課 TEL:072-228-7198/FAX:072-228-7228
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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