大阪府東大阪市の花園中央公園内にあるラグビー専用スタジアムが、東大阪市花園ラグビー場。昭和4年11月22日、近鉄の前身となる大阪電気軌道が日本初となるラグビー専用競技場・花園ラグビー運動場を開場したのが始まり。全国高等学校ラグビーフットボール大会、ラグビー大学選手権(3回戦の一部など)の会場にもなっています。
全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場

ラグビー専用の第1グラウンド、2グラウンドと、練習用グラウンドがあり、全国高等学校ラグビーフットボール大会では花園中央公園の施設となる多目的球技広場(トライスタジアム)を第3グラウンドとして一体的に活用しています。
ジャパンラグビーリーグワンの花園近鉄ライナーズは、花園ラグビー場会場以来、ここをホームにしています(当時は大阪電気軌道ラグビー部)。
関西大学ラグビーAリーグもここがメイン会場で優勝のかかった試合など、熱戦が繰り広げられています。
またJリーグのFC大阪もホームグラウンドに使い、サッカーにも利用されています。
正面に生駒山を望むメインスタジアムの第1グラウンドは、「ラグビーの聖地」として知られるイングランドのトゥイッケナム・スタジアムを参考にして平成3年に誕生、平成30年に大改修が行なわれたもので、収容力は2万7346人。
「西の花園・東の秩父宮」とも称されますが、収容力では東京青山の秩父宮が2万5194人なので、花園のほうが上回っています。
『ラグビーワールドカップ2019 日本大会』では、第1グラウンドで「イタリア代表vsアフリカ地区1(ナミビア代表)戦」を行なっています。
花園近鉄ライナーズの練習グラウンドでもある第2グラウンドには、収容人員約1300人の簡易型観客席を設置。
観客席がフィールドに近いこともあり、迫力あるグラウンドにもなっています(ただし、高さがないので俯瞰的な観戦には不向きです)。
第3グラウンドとなる花園中央公園多目的球技広場(トライスタジアム)は収容力2880人。
陸上競技にも使われるため、トラック越しのフィールドとなり、少し遠い感じに。
ラグビーボール型の和菓子「花ラグ饅頭」などが名物に。
またラグビー場近くには、お好み焼きとたこ焼きの「春美」があり、ラグビーボールと同じ楕円形のたこせんにソースを塗り、青のりを散らして芝生のラグビー場に見立て、ボール代わりのたこ焼きを挟んだ「たこぼん」が名物。
これを噛むと、相手を噛むというゲン担ぎにもなり、応援する人だけでなくラガーマンも買っていくとのこと。
ラグビー場へ向かう「スクラムロード」には、ラグビー関連の飲食店が並んでいるのも、秩父宮などほかにはない花園らしい光景です。



| 東大阪市花園ラグビー場 | |
| 名称 | 東大阪市花園ラグビー場/ひがしおおさかしらぶぎーじょう |
| 所在地 | 大阪府東大阪市松原南1-1-1 |
| 関連HP | 東大阪市花園ラグビー場公式ホームページ |
| 電車・バスで | 近鉄東花園駅から徒歩10分、近鉄吉田駅から20分 |
| 駐車場 | 花園中央公園駐車場(有料、第1/141台、第2/61台、第3/81台、第4/100台、第5/22台)、大会開催時のみ東大阪市花園ラグビー場臨時駐車場を開設の場合あり |
| 問い合わせ | 東大阪市花園ラグビー場 TEL:072-961-3668/FAX/072-961-3661 |
| 掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 | |











