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柴石温泉

山間の渓流沿い、別府市の柴石温泉にある市営の共同浴場が柴石温泉。別府八湯に数えられる柴石温泉は895(寛平7)年に醍醐天皇が、1044(長久5)年に後冷泉天皇(ごれいぜいてんのう)が療養のため滞在したと伝えられる名湯で、療養効果の高い温泉地として鉄輪・明礬とともに国民保養温泉地、国民保健温泉地に指定されています。

醍醐天皇ゆかりの名湯に浸かる

江戸時代に「柴の化石」が見つかり「柴石」と呼ばれるようになったとも。
その化石が受付前に展示されています。

風呂は2つの異なる温度の浴槽がある男女別浴場、竹の香りが漂うむし湯、周囲の緑を眺めながら入浴できる露天風呂がスタンバイ。
湯船は温度別といえどもぬるめの方でもかなりの熱さ。
地元の人は熱めの湯がお気に入りとか。

泉質は単純温泉(泉温52.4度/pH6.5)で、源泉かけ流しで湯船に注がれています。
蒸し湯の方は、ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉(塩化物泉)で、泉温は80度という高温です。
この高温の湯を利用して蒸し湯に活用しています。
「傷治しの湯」ともいわれていますが、効能的には蒸し湯が、切り傷、火傷、慢性皮膚病に特効あり。
醍醐天皇(年号が正しければ皇太子時代)や後冷泉天皇(年号が正しければ即位直前の皇太子時代)が、どういったスタイルで入湯したのかは定かでありませんが、原始サウナのかたちだったのかも知れません。

柴石温泉
名称 柴石温泉/しばせきおんせん
所在地 大分県別府市野田4組1
関連HP 別府市公式ホームページ
電車・バスで JR亀川駅から亀の井バス外廻り循環線(血の池地獄経由鉄輪行き)で5分、柴石下車
ドライブで 東九州自動車道別府ICから約5.6km
駐車場 35台/無料
問い合わせ 柴石温泉 TEL:0977-67-4100
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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