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天祖神社

天祖神社

大分県由布市湯布院、金鱗湖(きんりんこ)の南岸に鎮座するのが、天祖神社(てんそじんじゃ)。主祭神は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。佛山寺にあった金毘羅大権現(金比羅宮)も明治の神仏分離で天祖神社に合祀。金鱗湖の湖中に立つ鳥居も実は、かつては佛山寺の鳥居だったものです。

金鱗湖の湖中に立つ鳥居は、天祖神社の石鳥居

本殿の湖側に鳥居が!

湖を背にして建つ社殿は、中央に天之御中主神(天の真中を領する神の意、中世の伊勢神道では豊受大神のこと)、左側に祇園信仰の素戔嗚命(すさのおのみこと)、そして右側に神仏分離で金毘羅大権現から離れた金毘羅を祀っています。

朝霧に包まれる湖のなかに鳥居というフォトジェニックなシーンで知られる鳥居は、明治の神仏分離廃仏毀釈以降は、この天祖神社の鳥居として神域である湖中に移設されたもの。

境内には天然記念物の大杉がそびえ、一帯は荘厳な雰囲気を醸して出しています。
境内の石垣の間からは清冽な清水が湧き、金鱗湖に流れ出ていて、金鱗湖の水の供給源のひとつに。

天祖神社
名称 天祖神社/てんそじんじゃ
所在地 大分県由布市湯布院町川上
電車・バスで JR由布院駅から徒歩17分、またはタクシーで5分
ドライブで 大分自動車道湯布院ICから約4.5km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

金鱗湖

大分川の源流のひとつで、由布院温泉(大分県由布市湯布院)にある周囲400mの湖、金鱗湖(きんりんこ)。由布岳(1583.3m)の麓にあるため、かつては岳本(たけもと)の池、あるいは岳ん下池(たけんしたいけ)と呼ばれていました。冬の早朝には湖

下ん湯

由布院温泉(大分県由布市湯布院)の下ん湯は、金鱗湖(きんりんこ)の湖畔にある茅葺き屋根の共同湯。金鱗湖の旧名は、岳ん下池。そして湖底(湖の下)から湧き出る湯を引いていたことからその名が付いたもの。建物に入るといきなり混浴の湯船で、両側に脱衣

佛山寺

大分県由布市湯布院町、金鱗湖(きんりんこ)の南側に建つ臨済宗の寺が、佛山寺(ぶっさんじ)。康保年間(964年~968年)、性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれたと伝えられる古刹。古くから由布岳への信仰者を集めた山岳信仰の拠点で、当

 

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