大分県中津市を走る県道646号(津民中摩線)沿い、奥耶馬溪(おくやばけい)にもほど近い、羽高(はだか)地区にある山間の棚田が羽高棚田。その起源は戦国時代から江戸時代頃と伝わり、4.9ha、70枚ほどと規模は小さいのですが、伝統的な石積みの棚田がよく保たれていて農林水産省の日本の棚田百選にも選定されています。
中津市にある「日本の棚田百選」選定の棚田
周辺には清流が流れ、夏にはホタルの舞う姿も見られる美しい山里で、地元の人が「京岩」、「鷲岩」と呼ぶ背後の岩峰を借景に、人家と山林、整然と積まれた石垣の棚田が並んでいます。
現在棚田を保全するため、棚田オーナー制度を実施。
「羽高、台・岩伏棚田を守る会」が組織され、例年5月末には田植え、10月初旬には稲刈りや掛け干しなどの体験作業、収穫祭などが行なわれています。
大分県内で「日本の棚田百選」選定の棚田は、羽高棚田のほか、内成棚田(別府市)、由布川奥詰(由布市)、軸丸北(豊後大野市)、山浦早水(やまうらそうず/玖珠町)、両合棚田(宇佐市)と合計6ヶ所。
羽高棚田 | |
名称 | 羽高棚田/はだかたなだ |
所在地 | 大分県中津市山国町中摩羽高 |
関連HP | 中津市公式ホームページ |
ドライブで | 大分自動車道日田ICから約23km |
駐車場 | 2台/無料 |
問い合わせ | 中津市山国支所農林建設課 TEL:0979-62-3111 |
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