大分県佐伯市弥生上小倉にある鎌倉時代から南北朝時代に彫られた磨崖石塔群が、小倉磨崖石塔(おぐらまがいせきとう)。凝灰岩の壁面25mにわたって彫られたもので、五輪塔が34基、宝塔が8基の計42基にものぼる数です。正面と側面のみレリーフのように浮き彫りになっています。
鎌倉時代に彫られた磨崖石塔群
嘉暦元年(1326年)の1基、嘉暦4年(1329年)の2基、康永4年(1345年)の1基のみ、年代が判明。
刻まれた銘文から百か日供養(百日忌)、逆修(ぎゃくしゅ=生前に自分のため四十九日の仏事を修め冥福を祈ること)のために造立されたものであることが銘文からうかがえます。
鎌倉時代から南北朝時代に製作された貴重な磨崖石塔群として、大分県の史跡に指定。
ドライブの場合は、車を佐伯市弥生振興局駐車場に入れ、山王神社を目ざすのがおすすめです。
周辺には、横穴古墳群(上小倉横穴墓)もあり、土師器、須恵器などが出土。
小倉磨崖石塔 | |
名称 | 小倉磨崖石塔/おぐらまがいせきとう |
所在地 | 大分県佐伯市弥生上小倉770 |
関連HP | 佐伯市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR佐伯駅からタクシーで15分 |
ドライブで | 東九州自動車道佐伯ICから約4km |
駐車場 | 佐伯市弥生振興局駐車場を利用 |
問い合わせ | 佐伯市教育委員会文化振興課 TEL:0972-22-4234 |
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