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吉野梅園

吉野梅園

大分県大分市の南東、杉原地区に広がる梅園が、吉野梅園。大分県内屈指の梅の名所として知られ、例年2月上旬〜3月上旬に見頃を迎えます。園内には、豊後梅、青軸梅、白加賀、寒紅梅など、450本にも及ぶ色とりどりの梅が咲き誇り、50本ほどあるという臥龍梅(がりゅうばい)は、必見です。

大分県屈指の梅の名所

「臥龍梅」の名は、龍が地に伏したかのように、枝が地面を這う特異な樹形がその名の由来。
鎌倉時代初期、京から当地に移り住んだ藤原信近の子・藤原近里が、福岡の太宰府天満宮に参拝したところ、夢枕で菅原道真から梅の枝を授かり、これを持ち帰って挿し木したとの伝説が残されています。

園内には、菅原道真ゆかりの吉野(梅ノ木)天満社があり、石造の太鼓橋も架けられ風情があります。

梅の見頃にあわせて『吉野梅まつり』も開催され、売店もオープン。
地元の名物、吉野の鶏めしや甘酒などがふるまわれ、園内では野点(のだて)の茶会、そして臥龍梅太鼓、吉野棒術、佐柳獅子舞、郷土神楽などの伝統芸能も奉納されます。

梅とアンズの交雑種といわれる豊後梅は、大分県の県花。
園芸品種の改良が進んだ江戸時代初期、延宝9年(1681年)に刊行された『花壇綱目』(水野元勝)にも豊後梅の紹介があり、古くから知られた品種であることがわかります。
「大梅」の一種で、普通の梅より20日〜30日遅く咲くことから、吉野梅園のフィナーレを飾る梅になっています。

大分県の県花、豊後梅
吉野梅園
名称 吉野梅園/よしのばいえん
所在地 大分県大分市杉原537
関連HP 大分市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR大分駅から臼杵行きバスで40分、杉原下車、徒歩3分。または、JR竹中駅からタクシーで10分
ドライブで 東九州自動車道大分米良ICから約12km
駐車場 70台/無料
問い合わせ 大分市公園緑地課 TEL:097-537-5976
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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