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塚原温泉火口乃泉・火口見学

塚原温泉火口乃泉・火口見学

大分県由布市湯布院町、鶴見岳(1374.5m)の北に続く伽藍岳(硫黄山/1045.3m)の南西麓に湧く秘湯が、塚原温泉火口乃泉(つかはらおんせんかこうのいずみ)。日帰り入浴施設の塚原温泉火口乃泉に入浴を済ませたら、ぜひチャレンジしたいのが火口見学です。

塚原温泉火口乃泉を起点に、徒歩5分で噴火口

塚原温泉火口乃泉を起点として、火口見学の遊歩道が整備され、徒歩5分で火口。
噴煙立ち上る火口一帯は危険もあるため、塚原温泉火口乃泉に見学を申し込んで立ち入る仕組み(有料)。
南西側には由布岳のガレ(大崩壊)を眺望し、荒涼とした自然の猛々しさを感じさせてくれます。

こんなダイナミックな場所をNHK『ブラタモリ』が見逃すはずもなく、タモリは、火口を見学(平成29年2月4日放送)。
京都大学名誉教授の由佐悠紀(ゆさゆうき)教授から、「「伽藍岳(がらんだけ)の地下に眠る熱水こそが別府八湯すべての温泉源であり、別府温泉全てのお湯の供給源となっている」という説明を受けています。
つまり、伽藍岳の火山ガスの主要な成分は熱水に溶けて吸収され、流れ出す熱水が別府八湯の供給源となっているのです。

伽藍岳は別府-島原地溝に形成された火山(鶴見岳・伽藍岳)。
塚原温泉周辺のいわゆる火口とよばれる一帯では噴気が上がるほか、泥火山が形成されています。
古文書の記述や、塚原温泉周辺の降灰を調べる地質調査の結果、7世紀、9世紀ころに3回ほどの水蒸気爆発が塚原温泉一帯で起こったことが判明しています。
つまりは火口と呼ばれる場所は、過熱蒸気(120℃)を吹き出す、水蒸気爆発の名残りを留める火山活動ということに。
かつては塚原温泉近くに別府白土(べっぷはくど=珪酸白土)を採掘する鉱山がありましたが、廃止されています。
白土採掘跡の地面は、平成7年に水蒸気爆発を起こし、火口周囲に円錐状の泥火山が誕生しています。

火山ガスが漂い危険ではないのかといえば、実際には火山ガスの有毒な成分の塩化水素と亜硫酸ガスは地下の熱水に溶けこんでいるので、火口に近づくことができるのです(ただし呼吸器系の弱い人は避けたほうが無難、遊歩道から外れるのも危険です)。

伽藍岳西峰の噴気と山頂部から崩壊した角閃石安山岩
塚原温泉火口乃泉
名称 塚原温泉火口乃泉/つかはらおんせんかこうのいずみ
所在地 大分県由布市湯布院町塚原1235
関連HP 塚原温泉火口乃泉公式ホームページ
電車・バスで JR由布院駅からタクシーで15分
ドライブで 宇佐別府道路速水ICから約10km、大分自動車道由布岳スマートICから約3km
駐車場 60台/無料
問い合わせ 塚原温泉火口乃泉 TEL:0977-85-4101
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

塚原温泉火口乃泉

大分県由布市湯布院町、鶴見岳(1374.5m)の北に続く伽藍岳(硫黄山/1045.3m)の南西麓に湧く秘湯が、塚原温泉火口乃泉(つかはらおんせんかこうのいずみ)。平安時代開湯の湯治場で、大正から昭和にかけては宇佐屋、泉屋、由原屋の3軒の宿が

鉄イオンの含有量日本一を誇る薬湯、塚原温泉火口乃泉

平安時代から湧き続けるという塚原温泉火口乃泉(つかはらおんせんかこうのいずみ)は別府駅からクルマで約30分、別府市との市境、由布市の伽藍岳(がらんだけ)中腹にあります。源為朝(みなもとのためとも)が山で狩りをしているときに、湯に浸かって傷を

 

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