サイトアイコン ニッポン旅マガジン

標高3000m超え、天空のパワースポット5選

標高3000m超え、天空のパワースポット5選

日本最高所の社は、富士山本宮浅間神社で、富士山頂の標高3700m超に2ヶ所、さらに北アルプスにも奥穂高岳、乗鞍岳、立山・雄山の山頂の神社があり、この5ヶ所が標高3000m超、天空のパワースポットということに。しかも奥穂高岳を除けば、すべて夏山シーズンには有人です。

富士山頂上浅間大社奥宮|富士山

所在地:静岡県富士宮市富士山頂(富士山の8合目以上は、富士山本宮浅間神社の境内地)
表口(富士宮口)登山道の山頂
標高:標高3712m/日本第2位の高所神社
主祭神:浅間大神(あさまのおおかみ=木花之佐久夜毘売命/このはなのさくやひめのみこと)
歴史:神仏分離以前は富士山興法寺(富士山の村山修験における中心地)の大日堂が建っていた場所(村山口登山道の終点)で、今も富士山信仰の中心的な存在
概要:夏山シーズンに限り有人の施設
開山期に限り、神職が常駐し、諸祈願ができるほか、お札・お守りの授与、金剛杖などに朱印を押してもらうことが可能
霊水・銀名水を授与してもらえば、浅間大神の御神徳を戴くことになります
富士講の富士登山では、奥宮参拝後、山頂火口(大内院=禁足地)を一周するお鉢めぐりをするのが習わし

富士山頂上浅間大社奥宮

富士宮口山頂に鎮座するのが富士山頂上浅間大社奥宮。富士宮にある富士山本宮浅間大社の奥宮です。富士講全盛の神仏習合の時代から富士山の八合目より上部は神域でしたが、明治初年の廃仏毀釈後は仏教的な色彩が一掃され(山の名からも失われ)、代わって奥宮

富士山頂上久須志神社

所在地:静岡県富士宮市富士山頂
須走口、吉田口、河口湖口登山道の頂上
標高:標高3715m/日本第1位の高所神社
主祭神:大名牟遅命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなびこなのみこと)
歴史:明治の神仏分離、廃仏毀釈以前は、薬師堂が建っていた地
禁足地である火口(大内院)にお金を投げ入れる風習があり、その内院散銭と入山料である山役銭を管理したのが薬師堂
概要:夏山シーズンに限り有人の施設(富士山頂上浅間大社奥宮の扱い)
近くの白山岳に湧く霊水・金明水、お守り、御朱印などを授与

久須志神社

富士山頂火口の北側、富士登山道の吉田口・須走口の山頂に鎮座するのが久須志神社(くすしじんじゃ)。富士宮の富士山本宮浅間大社の奥宮です。火口南側の富士宮口山頂にある奥宮と対をなす存在で、山頂到達後はお鉢めぐりが習わしとなっていました。「高齢者

穂高神社嶺宮

所在地:長野県松本市安曇上高地(奥穂高岳山頂)
標高:3192m/日本第3位の高所神社
主祭神:穂高見命(ほたかのみこと)
歴史:穂高神社の祭神・穂高見命が降り立った地とされるのが奥穂高岳山頂
社の創建は、昭和5年、穂高岳山荘(大正14年創業、当時は穂高小屋)を建てた今田重太郎で、平成26年に穂高神社に移管され、新しい社を設置
概要:小さな社があるだけで無人
穂高神社嶺宮の御朱印は、穂高神社本社(安曇野市穂高)、上高地・明神池畔の奥宮で登拝の旨を伝えると授与してもらえます

穂高神社嶺宮

穂高見命(ほたかのみこと)を祭神とする穂高神社(ほたかじんじゃ)は、安曇野市穂高に本社、上高地・明神池に奥宮がありますが、日本第3の高峰・奥穂高岳(標高3190m/長野県松本市)の頂上に嶺宮(みねみや)が鎮座し、まさに北アルプス(日本アルプ

乗鞍本宮頂上本社

所在地:岐阜県高山市高根町野麦(乗鞍岳・剣ヶ峰山頂)
標高:3025.7m/夏期有人の神社としては日本第3位の高所神社で、北アルプス最高所の社
主祭神:乗鞍大神(のりくらのおおかみ)
歴史:神仏習合時代には、乗鞍岳の山体を乗鞍大権現(権現=仏や菩薩が仮=権に姿を変えて日本の神として現れること)と仰いだ山岳信仰の中心、鞍ヶ嶺神社でした
概要:畳平のバスターミナル横に中ノ宮があり、頂上本社では登頂記念にバッジ、登頂鈴などが授与されますが、御朱印は、畳平の中ノ宮で取り扱い(頂上に登拝したことを伝えれば、頂上本社(頂上本社)の印を押してもらえます)

乗鞍本宮頂上本社

岐阜県高山市、標高3025.7mの乗鞍岳・剣ヶ峰山頂に鎮座するのが、乗鞍本宮奥宮。畳平にある乗鞍岳バスターミナル(標高2702m)の横に建つ立派な社が、乗鞍本宮の中ノ宮(中之社)で、登山道を1時間30分ほど頑張って登った山頂に頂上本社(頂上

雄山神社・峰本社

所在地:富山県中新川郡立山町立山頂上(立山の主峰・雄山山頂)
標高:3003m/日本第5位の高所神社
主祭神:伊邪那岐神(いざなぎのかみ)、天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)/神仏習合時代には立山大権現雄山神、刀尾天神剱岳神
歴史:大宝元年(701年)、佐伯有頼(さえきのありより)が立山・室堂平の玉殿岩窟で立山権現の霊示を受け、文武天皇の勅命で開山したと伝えられる霊地で、立山信仰の中心的な存在
江戸時代には加賀藩主・前田家が社殿の造営を担当
概要:山頂入山には登拝料(ご祈祷料)が必要
開山期間である7月~9月のみ登拝可能で、お守り、札などを授与
特別祈祷も受付
雄山神社は、山麓の芦峅寺(あしくらじ)に中宮祈願殿、岩峅寺(いわくらじ)に前立社壇(まえだてしゃだん)があります

雄山神社・峰本社

富山県中新川郡立山町、日本三霊山・立山(たてやま)の主峰、雄山(3003m)の山頂に鎮座するのが雄山神社・峰本社。大宝元年(701年)、佐伯有頼(さえきのありより)が立山・室堂平の玉殿岩窟で立山権現の霊示を受け、文武天皇の勅命で開山したと伝

標高3000m超え、天空のパワースポット5選
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了