放射性物質(ラドン)を含有する温泉に入浴し、微量な放射線が細胞を刺激することで免疫力や自然治癒力を高めるのがラジウム泉。ラドン含有量が多い、新潟県阿賀野市の五頭温泉郷・村杉温泉、山梨県北杜市の増富ラジウム温泉、そして古くから有名な鳥取県の三朝温泉(みささおんせん)が日本三大ラジウム泉です。
五頭温泉郷・村杉温泉|新潟県
所在地:新潟県阿賀野市村杉
源泉:毎分483リットル(村杉温泉3号井)
泉質:単純放射能泉
源泉温度:26度(村杉温泉3号井)
ラドンの濃度:204.7マッヘ(村杉温泉3号井)
pH:8.0/弱アルカリ性
効能:神経痛、五十肩、痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆嚢炎、慢性婦人病など
歴史:建武2年(1335年)に発見され、江戸時代には湯治場として発展
大正3年、多量のラジウムが含有されていることが明らかに
内容:環境省の国民保養温泉地で「村杉温泉薬師乃湯」など昔ながらの共同湯も健在。
庭園露天風呂と会席料理が自慢の村杉温泉「風雅の宿 長生館」など五頭温泉郷全体では12軒の旅館が営業、個人旅行にも最適な個性的な宿が多いのが特徴。
源泉は飲泉も可能なほか、庭を散歩するだけで伏流水から立ち上るラドンを吸い込むことができます。

増富ラジウム温泉|山梨県
所在地:山梨県北杜市須玉町
源泉:25〜30リットル(不老閣2号源泉)、0.74リットル(不老閣1号源泉)
泉質:含二酸化炭素・放射能-ナトリウム-塩化物冷鉱泉(不老閣1号源泉)
源泉温度:17度〜20度(不老閣1号源泉)、30度~36度(不老閣2号源泉)
ラドンの濃度:湯船で6.3~9.4マッヘ(地下水が少ない冬季の方がラドン含有量が高まる傾向があります)
大正時代には源泉で823マッヘという記録も
pH:5.8(不老閣1号源泉)
効能:痛風、関節リウマチ、糖尿病、、アトピー性皮膚炎、更年期障害など
歴史:戦国時代、武田信玄が金採掘の際、温泉を発見、傷病兵を治療する隠し湯になったという伝承も
大正時代にラジウム鉱泉として有名に
内容:瑞牆山(みずがきやま)、金峰山(きんぷさん)の麓、本谷川沿いに湧く温泉。
「不老閣」など9軒の宿があります。
「不老閣」には天然ラジウム泉蒸気吸入室も用意。
加温する過程でラドンは気化してしまうので、源泉浴槽にチャレンジを。

三朝温泉|鳥取県
所在地:鳥取県東伯郡三朝町三朝
源泉:源泉数は、自噴泉、配湯源泉あわせて65
泉質:含放射能-ナトリウム・塩化物泉、含放射能-単純泉
源泉温度:60度〜70度
ラドンの濃度:50〜140マッヘ
過去には683.3マッヘという記録も(近年は減少)
pH:7〜8/弱アルカリ性
効能:気管支炎、肺気腫、慢性気管支炎、関節リュウマチ、冷え性、婦人病、アトピー性皮膚炎など
歴史:源義朝(頼朝の父)配下の大久保左馬之祐が三徳山参詣の際に発見したと伝えられます
内容:放射能泉は低温の鉱泉であることが一般的ですが、三朝温泉は世界的にも珍しい高温の放射能泉。
加熱時のラドンの消失がなく、効能大ということで知られています。
ラドンガス(湯気)がミスト状に充満し、深呼吸することによって細胞が刺激を受け、体の免疫力や自然治癒力を高めるという天然ラドン熱氣浴泉「すーはー温泉」も用意。
共同湯の「株湯」は三朝温泉のルーツで、現在は「旅館大橋」など20軒以上の宿が建ち並んでいます。

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