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妻沼聖天山歓喜院

妻沼聖天(めぬましょうてん)で知られる埼玉県熊谷市の古刹で東京・浅草の待乳山聖天(本龍院)、奈良県生駒市の生駒聖天(宝山寺)と並んで「日本三大聖天」に数えられています(三重県桑名市の大福田寺、静岡県小山町の足柄山聖天堂とする説も)。本殿「歓喜院聖天堂」は1735(享保20)年〜1760(宝暦10)年の築で国宝。

高野山真言宗の古刹は「埼玉の日光」と呼ばれている

国の重要文化財に指定の貴惣門
斎藤実盛の像
四脚門
歓喜院聖天堂

1179(治承3)年、妻沼を中心とした武蔵国長井庄の庄司、斎藤実盛(さいとうさねもり)が、館に近い場所に大聖歓喜天(聖天)を祀り、聖天宮を開いたのが始まり。

1197(建久8)年には別当坊歓喜院長楽寺も建立し、歓喜院に十一面観音、聖天宮に御正躰錫杖頭を寄進して、これが本尊となりました。

慶長年間(1596年〜1615年)には江戸に幕府を開いた徳川家康により保護され、繁栄しました。
現在は開運、魔除け、縁結びの神様として親しまれていまする。

見どころは貴惣門(きそうもん)、歓喜院本坊、仁王門、四脚門、歓喜院聖天堂(国宝)など数多いのですが、見逃せないのは、参道入口に建つ貴惣門。
1851(嘉永4)年に完成した総檜造りで、妻側に破風を3つ連ねた様式は、全国的にも希少。
右に毘沙門天、左に持国天の像が安置されており、国の重要文化財。

歓喜院聖天堂(国宝)の見事な彫刻に注目

埼玉県唯一の国宝に指定の歓喜院聖天堂は、大工棟梁の林正清が日光東照宮の修築などに腕を発揮した優秀な職人を集めて建築を開始し、25年の歳月を費やして、正清の子、正信の代に完成したもの。
榛名神社社殿(高崎市)など後の北関東の建築に大きな影響を与えた名建築です。

奥殿と拝殿を中殿が結び付ける「権現造」に上州花輪村(現・群馬県みどり市)の彫刻師・石原吟八郎らの見事な彫刻が施されています。

4月18日〜19日の『春季例大祭』、10月18日〜19日の『秋季例大祭』、そして初詣は大いに賑わいを見せています。
大師堂は、関東八十八ヶ所第88番霊場(結願所)。

また中門脇に建つ「聖天寿し」では、名物のいなり寿司が味わえます。

妻沼聖天山歓喜院
名称 妻沼聖天山歓喜院/めぬましょうてんざんかんぎいん
所在地 埼玉県熊谷市妻沼1511
関連HP 妻沼聖天山歓喜院公式ホームページ
電車・バスで JR高崎線熊谷駅北口からあさひバス妻沼聖天前行き、太田駅行き、西小泉行きで25分、妻沼聖天前下車
ドライブで 東北自動車道路羽生ICから約25km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 妻沼聖天山歓喜院 TEL:048-588-1644/FAX:048-588-0016
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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