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越生梅林

越生梅林

埼玉県入間郡越生町にある2万5000本もの梅が香る梅林が越生梅林(おごせばいりん)。水戸偕楽園、熱海梅園とともに「関東三大梅林」に数えられています。南北朝時代、太宰府天満宮から分霊を勧請する際に、梅を植栽したのが始まりと伝えられる歴史ある梅林で、「越生野梅」などの保存古木も1000本が茂っています。

古木「魁雪」は樹齢650年!

南北朝時代、観応元年(1350年)、太宰府天満宮から分霊を勧請したというのが梅園神社(観応元年の棟札があり、当時は神仏習合で小杉村の天神社だったことがわかっています)。
樹齢650年の古木「魁雪」(かいせつ/越生野梅)などが、その歴史の証です。
文化文政年間(1804年〜1829年)に編纂された武蔵国の地誌『新編武蔵風土記稿』にも梅を梅干に加工し、江戸に送られたことが記されています。
生産用の梅が主体のため、大半が白梅(園内は私有の生産梅林で、6月に梅の実を収穫)。
「白加賀」は1960年代の梅酒ブームを背景に植栽された梅です。
近年では梅干しのブランド化(「越生べに梅」)のため「べに梅」(「白加賀」より花が小さく、少しピンク色をしています/完熟すると表面に紅色がさすことから「べに梅」と呼ばれています)が増えています。

例年、2月中旬〜3月下旬に『越生梅林梅まつり』が開催。

梅干しなど、梅製品の購入は「うめその梅の駅」(越生町自然休養村センター/越生町小杉308−1)、JAいるま野「越生農産物直売所」(越生町大字西和田45)で。

ちなみに越生という地名は、秩父に向かうにも、上州(現・群馬県)に向かうにも尾根を越えなければならないため、「尾根越し」(おねごし)が転じて「尾越し」(おごし)、さらには越生に転訛したと推測されています。

名称 越生梅林/おごせばいりん
所在地 埼玉県入間郡越生町堂山
関連HP 越生町公式ホームページ
電車・バスで JR八高線・東武越生線越生駅から、黒山行きバスで梅林入口下車すぐ
ドライブで 関越自動車道鶴ヶ島ICから約15km
駐車場 梅園第1〜4駐車場(760台/有料)
問い合わせ 越生町観光案内所 TEL:049-292-6783
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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