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彦根城・馬屋

彦根城・馬屋

彦根城の佐和口を入ったところある藩主用の馬屋は、元禄年間(1688年〜1703年)築で、常に十数頭の藩主用の馬がつながれていた場所です。日本の城郭の中で、城内に往時の馬屋が現存するのは彦根城だけで、国の重要文化財に指定。彦根藩では藩主も駕籠(かご)だけでなく、馬術を尊び馬を使っていたことがよくわかります。

藩主専用の馬屋には最大21頭の馬を収容

建物はL字形で、佐和口の櫓門(現在は枡形のみとなっています)に接する東の端に畳敷の小部屋、反対の西端近くに門が備えられ、馬立場(うまたちば)と馬繋場(うまつなぎば)が配されていました。
馬は最大21頭が収容できる立派なものです。

明和年間(1764年〜1771年)、火災により類焼し、修理の際に杮葺き(こけらぶき)の屋根が棧瓦葺き(さんがわらぶき)に変えられていましたが、昭和48年解体修理の際に往時の杮葺きに戻されています。

彦根城では、表御殿(現・彦根城博物館の建つ場所)の玄関脇に客用の馬屋が設けられ、玄宮園やお浜御殿には馬場を設けて馬の調教を行なっていました。

彦根藩では馬術が奨励され、250石以上の藩士は馬扶持(うまふもち)が支給されて馬を所持し、馬術の修練を怠ることはありませんでした。

彦根城・馬屋
名称 彦根城・馬屋/ひこねじょう・うまや
所在地 滋賀県彦根市金亀町1-15
関連HP 彦根城公式ホームページ
電車・バスで JR彦根駅から徒歩15分
ドライブで 名神高速道路彦根ICから約2.8kmで二の丸駐車場
駐車場 二の丸駐車場(40台)・京橋口駐車場(160台)・桜場駐車場(110台)・大手前駐車場(25台)/有料
問い合わせ 彦根城管理事務所 TEL:0749-22-2742/FAX:0749-22-2905
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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