JR四国が土讃線の多度津駅~大歩危駅に運転する観光列車が「四国まんなか千年ものがたり」。多度津〜大歩危は65.5km。特急だとわずか53分の行程ですが、「おとなの遊山」をテーマにした観光列車(特急グリーン車の扱い)は、2時間30分ほどかけてのんびりと走行。予約で食事も可能です。
料理を頼んでも1万円で楽しめる豪華観光列車
乗車料金(乗車券・グリーン車指定席特急券)+食事料金+オプションという料金設定です。
2024年3月現在の料金は、多度津~大歩危の乗車券1430円、特急券1200円、グリーン券1700円で、乗車料金の総額は、4330円。
下り列車「そらの郷紀行」(多度津駅→大歩危駅)と、上り列車「しあわせの郷紀行」(大歩危駅→多度津駅)の1日1往復運転で、乗車料金自体は通常の特急グリーン車と同じ。
1号車 「春萌の章」は落ち着いたレストランのような内装で、左右両方の車窓風景が楽しめる座席配列に。
2号車 「夏清の章」「冬清の章」は、暖炉裏を囲む団らんの風景をイメージして長さ7mのベンチソファーという異色の空間に。
3号車 「秋彩の章」は、窓側に向いた座席という高級ホテルのラウンジのような空間になっています。
1号車・3号車の座席は1名から、2号車の座席・3号車のボックスシートの座席は3名から予約を受け付けています。
事前予約で楽しめる食事は、下りの「そらの郷紀行」では「さぬきこだわり食材の洋風料理」、上りの「しあわせの郷紀行」では「おとなの遊山箱」で、ともに5600円(2024年3月現在)。
「さぬきこだわり食材の洋風料理」は、金刀比羅宮が運営するカフェ&レストラン「神椿」(かみつばき)の調理長監修で、スープ、冷製料理、温製料理、コーヒー、讃岐と阿波の和三盆という内容で、食材に関しては調理長自ら農家まで足を運ぶというこだわりの逸品。
「おとなの遊山箱」は、日本料理「味匠 藤本」の料理長監修。
3段の重箱(遊山箱)で、豪華で贅沢な内容の和食です。
乗車料金と食事料金の合計は、4330円+5600円で9930円と、1万円を切る料金設定で、食事が提供される豪華な観光列車としては手頃で、利用しやすい列車です。
オプションの特別オーダーサービスは「花束&メッセージサービス」で、テーブルに花束&メッセージのプレゼント(2000円、3000円)という内容。
駅のみどりの窓口(JR四国)及び全国の主な旅行会社、JR四国ツアー(WEB申込)などで乗車日の1ヶ月前から申し込みが可能で、休前日などは早めの予約が必要です(JR四国のホームページで予約・空席状況が確認できます)。
列車の運転日や発車時刻、座席の配置を確認しての予約を。
多度津駅~大歩危に「四国まんなか千年ものがたり」運転中 | |
関連HP | JR四国公式ホームページ |
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