青森県むつ市大字田名部にあるJR大湊線・下北駅。昭和14年12月6日、大畑線(当時)の開業に合わせて開設された駅で、「てっぺんの駅」という看板があるように、本州最北端、JR東日本最北の駅となっています。終着駅は大湊駅ですが、大湊線が湾を回り込むため、この下北駅のほうが北に位置しています。
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JR東日本の最北部分は、「オートバックスむつ店」南側の大湊線のカーブですが、駅としての最北は下北駅、僅差で2位に大湊駅ということになります。
かつては下北駅から下北交通大畑線(前身は国鉄大畑線/18.0km)が分岐し、下北半島を縦断して大畑駅とを結んでいましたが、平成13年4月1日に廃止されています。
日露戦争後に、津軽海峡の要塞化が進み、大間崎砲台が設置されたことを受け、鉄道輸送の軍事的な重要性から大畑線が着工されたものです。
大畑線の終点大畑駅から大間駅までの延伸計画もありましたが、未成線のままで廃止となっています。
下北駅には玄関駅の機能を担って、駅レンタカーもありましたが、令和6年3月31日に営業が終了しています。
トヨタ、ニッポンレンタカーなどの営業所も大湊駅ではなく、下北駅周辺にあり、今も観光やビジネスの玄関駅として機能しています。
青森駅が管理する業務委託駅(JR東日本東北総合サービス委託)となっています。
駅前から観光シーズンには恐山への下北交通・恐山線の路線バスも運転。
本州最北端の駅は、大湊線・下北駅 | |
所在地 | 青森県むつ市田名部海老川25-19 |
場所 | 下北駅 |
関連HP | JR東日本公式ホームページ |
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