特急「しなの」に使われる新型振り子特急385系、2026年春に走行試験開始!

385系振り子特急

名古屋と松本・長野を結ぶJR東海の特急「しなの」(篠ノ井〜長野はJR東日本の篠ノ井線)に使用している振り子型383系の更新を見据えて、開発を進めているの新型振り子特急車両が385系。量産先行車は2026年春頃から走行試験を開始し、量産車は2029年度頃の営業開始を目指しています。

在来線では、国内最速で曲線を走行

385系振り子特急

信濃・木曽・美濃地区の「豊かな自然と文化の調和」がデザインのコンセプトで、エクステリアデザインは、「アルプスを翔ける爽風(そうふう)」がテーマ。
両先頭車は展望車両で、前面に開ける眺望を楽しむことができます。

「優雅なプライベート感」をテーマにしたグリーン車は3列シートで、シートは生地の色で北アルプスの朝焼け、リンドウ(長野県花)を表現。
壁などの内装材に縦のラインや木目調を多く採用することで、木曽地域にゆかりのある「木曽五木」のイメージを演出しています。
普通車は「自然の心地よさ」をテーマに、シートは木曽の森林を表現したグリーン系。

2026年春頃から走行試験が始まりながら、実際の運用まで3年ほどを予定しているのは、やはり、開発の苦労と、乗り心地の追求から。
現行の特急「しなの」に使われる383系も、振子制御技術により国内最速(基本の速度+最大35km/h) でカー ブを走行することができますが、さらにカーブでの速力をアップさせ、乗りごこちを改善するという背反する2つの課題を克服する必要があるのです。

注/画像はすべてJR東海の報道発表のもの

385系振り子特急
385系振り子特急
特急「しなの」に使われる新型振り子特急385系、2026年春に走行試験開始!
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