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懐かしの国鉄115系電車、しなの鉄道なら現役で活躍!

しなの鉄道・115系

昭和38年に登場し、昭和58年までの20年間に1921両も製造された直流近郊型電車115系。本州の直流区間の顔ともいえる電車ですが、今や関東近県で乗車できるのは、しなの鉄道のみとなっています。そのしなの鉄道も4年後の令和10年までに順次引退を発表し、『プロジェクト115』を実施中です

しなの鉄道は、「国鉄115系電車王国」

妙高山をバックに快走する115系(「台鉄自強号色」)

しなの鉄道は、令和6年1月15日、1月15日を「115系の日」とし、『プロジェクト115』を立ち上げ、完全引退までの4年間で様々な企画(15系をモチーフとしたグッズの販売、塗色変更した車両を使ってのイベント商品など)を実施すると発表。

115系は近郊型通勤電車として、上野駅を発着する東北本線・高崎線を皮切りに、新宿発の中央東線、さらには信越本線、上越線などに115系1000番台が投入されたことから関東圏ではおなじみの電車です。
JRの分割民営化の際にも1875両が承継されましたが、令和6年1月の時点では、しなの鉄道とJR西日本で243両が活躍するのみとなっています。

115系電車は、勾配線区用近郊形電車として昭和38年に製造が開始された車両で、しなの鉄道が保有するのは昭和52年〜昭和55年に製造された寒冷地向けの耐寒耐雪強化型の仕様です。

JR東日本からしなの鉄道へは、平成9年の開業時には3両編成11本33両、平成25年に2両編成7本14両が、さらに平成27年の北陸新幹線長野駅から金沢駅間延伸開業にともなう長野駅〜妙高高原駅間の移管(北しなの線開業)時に3両編成5本15両が譲渡され、「国鉄115系電車王国」が誕生したのです。

しなの鉄道に投入されている115系は、シートピッチを急行型並み(1420mm→1490mm)に改良されたの1000番台、当然クロスシートなので、旅の気分もグンと盛り上がります。

近年は新型車両のSR1系の投入で数を減らし、引退した編成もありますが、令和6年1月現在、10編成が活躍。
そのうち、S3編成(クモハ115 1013+モハ114 1018+クハ115 1012)は懐かしい湘南色(オレンジ色と緑色のツートンカラー)にカラーリングされています。

しなの鉄道国鉄115系電車 注目のカラーリング

S2編成=「佐久地域星空トレイン晴星」(浅間山や八ヶ岳、野辺山宇宙電波観測所のパラボラアンテナなどをイメージしたラッピング塗装)
S3編成=湘南色(オレンジ色と緑色のツートンカラー)
S7編成=初代長野色(アイボリーホワイトをベースに「山」を表現した緑と「紅葉と県民の暖かさ」を表現した赤で装飾した塗装)
S8編成=水戸岡鋭治が監修した観光列車「ろくもん」(真田幸村が武具に用いた「赤備え」がモチーフのカラーリング)
S9編成=「台鉄自強号色」(台湾鉄路管理局との友好協定記念で、台湾鉄路管理局EMU100型電車をイメージしたカラーリング)

湘南色
初代長野色
観光列車「ろくもん」
台鉄自強号色
懐かしの国鉄115系電車、しなの鉄道なら現役で活躍!
関連HP しなの鉄道公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

懐かしの国鉄115系電車、JR西日本・山陽本線などでまだまだ現役!

昭和38年に登場し、昭和58年までの20年間に1921両も製造された直流近郊型電車115系。本州の直流区間の顔ともいえる電車ですが、JR東日本からは姿を消し、JRで現役で運用されるのはJR西日本のみ。平成27年に消え去った懐かしい「瀬戸内色

湘南電車、そして私鉄も採用した「湘南顔」とは!?

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