秋田新幹線、山形新幹線という在来線を走る「ミニ新幹線」を除き、新幹線の走る線路で踏切があるのは、静岡県浜松市に1ヶ所だけ。しかもJR東海の線路で、N700やドクターイエローが走り抜けていきます。東海道新幹線から分岐し、JR東海浜松車両工場に向かう途中にある西伊場第1踏切です。
N700系、ドクラーイエローがゆっくりと走行!
市道南伊場1号がJR東海浜松車両工場に入る直前の線路とクロスする場所に位置する踏切が西伊場第1踏切。
西側で東海道新幹線から分かれ、工場へと線路が続いていますが、そこまでは北若林橋梁(高さ1.852mしかありません)、井戸田橋梁で立体交差しており、工場へ入る直前のみ平面交差になっているのです。
JR東海浜松車両工場は、蒸気機関車(SL)の修繕を目的に、大正元年に鉄道院浜松工場として創設された歴史ある工場で、在来線の電車、気動車はすぐ南の西伊場第2踏切で横切っています。
昭和40年から0系電車の全般検査開始され、今も923形(ドクターイエロー)、N700系、N700S系の全般検査が行なわれています。
踏切を東海道新幹線が通過するのは年間500回ほど。
待てば来るというものではありませんが、ゆっくりとしたスピードで踏切を新幹線が通過する姿は、少しワクワクするものがあります。
新幹線で唯一の踏切が浜松に! | |
所在地 | 静岡県浜松市中区南伊場町9-3 |
場所 | 西伊場第1踏切(新幹線唯一の踏切) |
関連HP | 浜松市公式ホームページ |
電車・バスで | JR浜松駅から遠鉄バス山崎行きで10分、JR浜松工場下車、徒歩3分 |
ドライブで | 東名高速道路三方原スマートICから約9km |
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