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SLやまぐち号、2024年5月頃、2年ぶりに運転を再開!

SLやまぐち号

山口線の新山口駅〜津和野駅間を臨時快速列車「SLやまぐち号」。国鉄が蒸気機関車(SL)の運行を終了後(昭和50年12月14日運転終了)、昭和54年8月1日に運行を開始した歴史ある列車で、その人気もトップクラス。使用するD51の台車に亀裂が見つかり、修復中でしたが、2024年5月頃に運転再開の予定です。

D51形200号機が山口路に勇姿を見せる

SLやまぐち号はD51形200号機とC57形1号機が牽引する臨時快速列車ですが、令和2年10月10日に不具合(シリンダートラブル)が見つかりC57形は目下修理中(修繕の目途が立たない状況)。

部品もないため、故障すると部品を作ることもあって、維持管理には莫大な経費がかかります。
JR西日本は、2024年5月の運転再開から、新料金にすることを発表。
新料金は、指定席と乗車料金の合計で新山口駅〜津和野駅間に乗車の場合、普通車2850円(現行1700円)、グリーン車3670円(現行2170円)とアップします。
指定席料金は6歳以上12歳未満の場合は半額です。

SLやまぐち号は、当時の高木文雄国鉄総裁が「蒸気機関車は産業革命の原動力となった人類の科学遺産。動く蒸気機関車を残すことは子供たちへの教育的な価値も大きい。1か所でもいいから営業線で列車を引かせたい」(昭和53年1月5日付、朝日新聞)という夢をのせて、山口線に復活したもの。

「貴婦人」と称されたC57形1号機がメインで、D51形200号機は予備機的な存在でしたが、C57形1号機の長期離脱で、平成29年に登場したD51形200号機がメインとなる見込みです。

D51形200号機は昭和13年9月30日、鉄道省浜松工場(現・東海旅客鉄道浜松工場)で完成。
平成18年10月14日の鉄道の日に、「梅小路の蒸気機関車群と関連施設」として、準鉄道記念物に指定されています。
過去には「SL北びわこ号」を牽引したこともある鉄道ファンにはおなじみのデゴイチで、その活躍が期待されます。
長門峡鉄橋など有名な撮影スポットには多くの人が集まることが予想されますが、マナーを守って撮影を。

SLやまぐち号、2024年5月頃、2年ぶりに運転を再開!
開催日時 2024年5月頃
所在地 山口県山口市小郡令和1−2−1〜島根県鹿足郡津和野町後田
場所 新山口駅〜津和野駅
関連HP SLやまぐち号公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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