国土地理院の「令和6年全国都道府県市区町村別面積調」によれば、日本最小面積の自治体(市町村)は、富山県の舟橋村。沖縄県・渡名喜村(となきそん)、大阪府の忠岡町がTOP3で、市としては埼玉県の蕨市が9位にランクイン。2位の沖縄県渡名喜村、4位の伊豆諸島の利島村(としまむら)を除いて離島ではありません。
1位の舟橋村は、最大面積・高山市の628分の1
日本最小面積の自治体、富山県舟橋村は東西2.48km、南北3.08kmというサイズで、東西、南北とも1時間をかけなくとも踏破できることに。
明治22年4月1日の町村制施行で舟橋村が誕生して以来、一度も合併を行なっていません。
役場近くにあった仏生寺城の堀に舟橋(舟を連ねた橋)を架橋したのが村名の由来です。
富山市のベッドタウン化して、人口も増加中ですが、平成の大合併の際も独立自治を貫きました。
北陸3県で唯一の村でもあり、日本最大の市町村である高山市と比較すると628分の1というスケール感です。
富山地鉄の越中舟橋駅が玄関駅で、村内にスーパーマーケットはなく、コンビニとドラッグストアがあるのみです。
2位の沖縄県渡名喜村は、渡名喜島と無人島の入砂島の2島からなる離島の村。
渡名喜島には伝統的な家屋が残され、島の集落全体が渡名喜村渡名喜島重要伝統的建造物群保存地区に選定されるというユニークな村になっています。
那覇(泊ふ頭)または久米島から久米商船のフェリーが就航し、那覇(泊ふ頭)からだと所要1時間55分。
3位の大阪湾に面する大阪府忠岡町は町としては日本最小。
平成の大合併では、岸和田市・忠岡町合併協議会を設立しましたが、住民投票で合併賛成2797票、合併反対6804票となり、自治体として存続することに。
南海本線・忠岡駅が玄関駅です。
面積が小さな市町村 TOP10
順位 | 市町村名 | 読み | 都道府県・郡名 | 面積(平方キロ) |
1位 | 舟橋村 | ふなはしむら | 富山県中新川郡 | 3.47 |
2位 | 渡名喜村 | となきそん | 沖縄県島尻郡 | 3.87 |
3位 | 忠岡町 | ただおかちょう | 大阪府泉北郡 | 3.97 |
4位 | 利島村 | としまむら | 東京都(大島支庁) | 4.04 |
5位 | 三宅町 | みやけちょう | 奈良県磯城郡(しきぐん) | 4.06 |
6位 | 日吉津村 | ひえづそん | 鳥取県西伯郡(さいはくぐん) | 4.20 |
7位 | 安堵町 | あんどちょう | 奈良県生駒郡 | 4.31 |
8位 | 与那原町 | よなばるちょう | 沖縄県島尻郡 | 5.18 |
9位 | 蕨市 | わらびし | 埼玉県 | 5.11 |
10位 | 北方町 | きたがたちょう | 岐阜県本巣郡 | 5.18 |
面積が小さな市町村 TOP10 | |
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