佐賀県唐津市にある豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に築かれた、当時、大坂城に次ぐ大規模な城跡が名護屋城。南西側、搦手口(裏門)に位置する曲輪(くるわ)が弾正丸(だんじょうまる)。豊臣政権・五奉行の浅野長政(官位は弾正少弼・だんじょうしょうひつ)の居館があり、守備した場所です。
浅野弾正長政が守備した曲輪
豊臣秀吉の正室・ねね(高台院)は、浅野家の養女なので、浅野長政は、秀吉の縁戚ということもあって、名護屋城の搦手(からめて)で、いざというときにはここが脱出口になる仕組み。
つまりは重要な曲輪に、信任する武将を配するという豊臣秀吉らしい深謀遠慮。
名護屋城には虎口が5ヶ所(大手口、搦手口、山里口、水手口、船手口)あり、そのひとつがこの搦手口で、虎口の通路が屈曲し、防御機能を高めています。
弾正丸では、黒沢明監督の映画『乱』の撮影も実施。
名護屋城・弾正丸(搦手口) | |
名称 | 名護屋城・弾正丸(搦手口)/なごやじょう・だんじょうまる(からめてぐち) |
所在地 | 佐賀県唐津市鎮西町名護屋 |
関連HP | 肥前名護屋城歴史ツーリズム協議会公式ホームページ |
電車・バスで | JR唐津駅大手口バスセンターから昭和バス波戸岬行きで40分、名護屋城博物館入口下車、徒歩5分。またはタクシーで30分 |
ドライブで | 九州自動車道福岡ICから約75km |
駐車場 | 名護屋城跡大手門駐車場(60台/無料) |
問い合わせ | 名護屋城跡観光案内所 TEL:0955-82-5774 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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