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千頭駅転車台

千頭駅転車台

静岡県榛原郡川根本町千頭にある大井川鐵道大井川本線の終着駅が千頭駅(せんずえき)。井川線(いかわせん=南アルプスあぷとライン)の乗換駅になっていますが、SL急行「かわね路号」や特急「きかんしゃトーマス号」など、新金谷駅始発のSL列車の終着駅でもあるため 、転車台(ターンテーブル)が備わっています

「英国製50フィート転車台」として機械遺産認定

大井川鐵道大井川本線のSL急行の終着駅で、寸又峡温泉の玄関駅にもなっているのが千頭駅。
駅付近は広大な車庫があり、金谷寄りに転車台(ターンテーブル)が設置されています。

明治30年にイギリスのRansomes & Rapier社(1869年〜1987年)で製造された人力式の転車台で、国鉄赤谷線・東赤谷駅(新潟県新発田市/国鉄で唯一のスイッチバックの終着駅)から昭和55年7月20日に移設され、昭和55年11月12日に使用が開始されています。

全長50ft.(15.240)、自重17t、最大積載荷重は95t。
機関車の大型化に対応し、日本鉄道(現在のJR東北本線、高崎線、常磐線など)に納入された転車台15基のうちの1基で(当初の設置駅は不明)、昭和16年頃、赤谷鉱山開発に伴う赤谷線建設時に東赤谷駅に移設されたもの。
日本国内で使われるイギリス製転車台で製造所が判明している現存最古のもの。 
「英国製50フィート転車台」として日本機械学会の「機械遺産」に認定、国の登録有形文化財にも指定されています。

蒸気機関車の転向開始時間は大井川鐵道のホームページに告知されているので、見学希望の場合にはチェックを。

画像協力/大井川鐵道

千頭駅転車台
名称 千頭駅転車台/せんずえきてんしゃだい
所在地 静岡県榛原郡川根本町千頭1216-5大井川鐵道千頭駅構内
関連HP 大井川鐵道公式ホームページ
ドライブで 新東名高速道路静岡スマートICから約32㎞
駐車場 道の駅「音戯の郷」駐車場(85台/無料)を利用
問い合わせ 大井川鐵道SLセンター TEL:0547-45-4112
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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