金剛三昧院・多宝塔(国宝)
和歌山県伊都郡高野町、高野山金剛峯寺の塔頭(たっちゅう=支院)のなかで唯一、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産になっているのが、金剛三昧院(こんごうざんまいいん)。北条政子の発願で、源頼朝菩提のために禅定院…
和歌山県伊都郡高野町、高野山金剛峯寺の塔頭(たっちゅう=支院)のなかで唯一、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産になっているのが、金剛三昧院(こんごうざんまいいん)。北条政子の発願で、源頼朝菩提のために禅定院…
大阪府泉佐野市にある真言宗御室派の寺、慈眼院(じげんいん)。寺伝によれば天武天皇の勅願寺として創建という古刹ですが、鎌倉時代の文永8年(1271年)に建立された多宝塔は国宝。石山寺、高野山・金剛三昧院の多宝塔とともに、多…
和歌山県海南市下津町にある天台宗の名刹、長保寺(ちょうほうじ)。紀州徳川家の菩提寺で、5代・吉宗、13代・慶福を除く藩主の霊廟もあります。本堂、多宝塔、大門はいずれも国宝。本堂の右手前、境内の東南に南面して建つ多宝塔は、…
和歌山県岩出市にある根来寺(ねごろじ)は、新義真言宗総本山。豊臣秀吉の根来攻めで多くの堂塔を焼失していますが、創建当時からの建物として現存するのが、大塔。総高36m、国宝にもなっている多宝塔で、真言密教の教義を形の上で示…
2025年5月16日(金)、文化審議会は、南禅寺水路閣などを国宝にするよう文部科学相に答申しました。「琵琶湖疏水施設」は、明治維新の東京奠都(とうきょうてんと)による京都の衰退を防ぐため、琵琶湖から京都へ長大な運河・琵琶…
全国に広がった善光寺信仰は、本尊の一光三尊阿弥陀如来(善光寺如来)への信心。戦国時代に武田信玄、織田信長、豊臣秀吉も争奪戦を展開したありがたい仏様ですが、その善光寺如来を祀るのが本堂です。実はこの本堂にもトリック、仕掛け…
全国の五重塔のなかで国宝に指定される塔は9塔、国の重要文化財に指定は13塔あります。さらに三重塔に国宝13塔、重要文化財43塔、多宝塔に国宝6塔、国の重要文化財35塔を数えます。そのなかで選ばれる「日本三名塔」は、法隆寺…
日本には、戦国時代末から江戸時代に建築された天守が、12ヶ所残されていますが、そのうち、国宝に指定されるのは、犬山城(愛知県犬山市)、松本城(長野県松本市)、彦根城(滋賀県彦根市)、姫路城(兵庫県姫路市)、そして松江城(…
文化審議会(会長・島谷弘幸氏)は、2024年10月18日(金)に開催された文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ/京都府宇治市)の大雄寶殿、法堂(はっとう)、天王殿を国宝に追加指定…
長野県上田市別所温泉、「信州の鎌倉」と称される塩田平・別所温泉にある古刹、安楽寺。中国から伝わった「禅宗様」で造られた、現存する日本唯一の木造八角三重塔で国宝に指定されるのが、安楽寺八角三重塔です。かつては四重塔とされま…
山形県山形市霞城町、山形城跡(霞城公園)の一画にあるのが、山形県立博物館。地学・動物・植物・考古・歴史・民俗の6部門から成る総合博物館で、舟形町の西ノ前遺跡から出土し、国宝に指定される土偶「縄文の女神」に出会えるミュージ…
富山県高岡市伏木古国府、越中国の国庁跡に建ち、加賀藩・前田家の尊崇を受けた名刹が、勝興寺。本堂は加賀藩10代藩主・前田治脩(まえだはるなが)の支援を受け、寛政7年(1795年)建立したもので、国宝。大広間及び式台も国宝、…
奈良市の世界文化遺産「古都奈良の文化財」は令和5年で登録から25年の節目を迎えましたが、奈良市観光協会では、12月1日、SNS映えする「新・南都八景」を発表。そのうちのひとつが鑑真が開いた唐招提寺の金堂で、9世紀初頭まで…
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1丁目、聖徳太子の母、穴補部間人(あなほべのはしひと)皇后のために、その御所跡(現寺地の500m東側、現・中宮寺跡史跡公園)に創建したと伝えられる尼寺が、中宮寺。発掘調査で四天王寺式伽藍配置であ…
長野県茅野市湖東花蒔、蓼科高原の入口、ビーナスラインから少し南に入ったところにある縄文時代の遺跡が、中ッ原遺跡。平成12年8月23日に出土、平成26年に国宝に指定された土偶「仮面の女神」で知られる遺跡で、中ッ原縄文公園と…
奈良県葛城市にある行基の道場をルーツとする古刹で、中将姫ゆかりの『當麻曼陀羅』(たいままんだら)を本尊とする真言宗・浄土宗二宗の寺が、當麻寺。古い時代の東塔(とうとう)と西塔(さいとう)が現存する唯一の遺構で、西塔は東塔…
奈良県葛城市にある行基の道場をルーツとする古刹で、中将姫ゆかりの『當麻曼陀羅』(たいままんだら)を本尊とする真言宗・浄土宗二宗の寺が、當麻寺。古い時代の東塔(とうとう)と西塔(さいとう)が現存する唯一の遺構で、とくに東塔…
奈良県葛城市にある行基の道場をルーツとする古刹で、中将姫ゆかりの『當麻曼陀羅』(たいままんだら)を本尊とする真言宗・浄土宗二宗の寺が、當麻寺。本堂の曼荼羅堂(まんだらどう)は、国宝。當麻寺のなかで最大の建物で、本尊の當麻…