善光寺御開帳記念 善光寺に隠されたトリックを探せ!(PART3)

7年に一度の盛儀『善光寺御開帳』が平成27年4月5日〜5月31日に齋行されました。
それを記念して、善光寺に秘められた様々なトリックを解き明かすシリーズ。
今回は第3回目でいよいよ本堂に参詣します。

TRICK5 錯覚には錯覚を! で眺める本堂

善光寺本堂

本堂に隠されたトリックは、かなりじっくりと眺めても絶対に気がつきません。
というよりも、気がつかないように設計された工夫なのです。
本堂の全面に並ぶ8本の柱。この柱には実はちょっとしたトリックが隠されているのです。
柱の直径は1尺8寸(54cm)なのですが、両端の2本のみ他の6本よりやや太く造られています

本堂正面から8本の柱を眺めたとき、内側にある6本は、長押(なげし)や扉などすぐ後ろにある物が同時に目に入ります。
対象物があるがために、柱の太さが強調されます。太陽が沈むときに大きく感じるという理屈と同じですね。
これに対して両脇の2本の背景は後ろの木々の緑や空。太さを強調するという点においては両脇の2本は内側の6本よりも背景が乏しいというワケなのです。
つまり「同一の太さでは他の柱より細く見えてしまう」錯覚を防止するため、わずかに5分(約1.7cm)太く補正されているのです。
まさに「錯覚には錯覚を」のトリックなのです。

TRICK6 「お戒壇めぐり」で極楽往生

善光寺の本堂の地下には、真っ暗闇の中を手探りで進む「お戒壇めぐり」も用意されています。
地下道の中央、つまりは本尊の真下に密室があり、その部屋の扉に仏具の独鈷(とっこ)のかたちをした大きな鍵がかけられています。
暗闇の中を一歩一歩手探りで進むのですが、首尾良くこの鍵に触れられれば、極楽往生が約束されるというもの。

「鍵に触れられなかった!」なんてドジな人もなかにはいますが、100%鍵にタッチしようと思ったら、必ず右側の壁に手を触れながら進めばOK!
これで極楽往生のきっぷを間違いなく手に入れることができます。
ゲーム感覚で参加でき、しかも仏の功徳を得られるというこの仕掛け、「おらが善光寺さん」という上手なプロモーションにもなっているのです。

お戒壇めぐりの想像図。イラスト/多田敬一
お戒壇めぐりの想像図。イラスト/多田敬一

六善光寺同時御開帳

善光寺

善光寺

2018年7月3日

善光寺『御印文頂戴』

2016年12月26日

善光寺『びんずる廻し』

2016年12月26日

善光寺御開帳記念 そもそも御開帳っていったい何なの?

2015年3月9日

善光寺御開帳記念 善光寺に隠されたトリックを探せ!(PART2)

2015年3月8日

善光寺御開帳記念 善光寺に隠されたトリックを探せ!(PART1) 

2015年3月8日

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

プレスマンユニオン編集部

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

関連記事

よく読まれている記事

こちらもどうぞ