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大谷寺(大谷観音)

大谷寺(大谷観音)

旧帝国ホテルやカトリック松が峰教会などに使われた大谷石の採石場で知られる石の郷、栃木県宇都宮市大谷町にあり、弘仁2年(811年)に、空海(弘法大師)によって開かれたと伝わる古刹が大谷寺(大谷観音)。本堂は大谷石の奇岩にすっぽりとはめられたように建てられています。坂東三十三箇所(坂東三十三観音)の第19番霊場。

大谷石の洞窟にある磨崖仏が本尊という古刹

洞穴内に観音堂・脇堂を建立している洞穴寺院で、本尊である大谷観音も大谷石の壁面に直接彫られた千手観世音菩薩。

平安初期に空海(弘法大師)自らが彫ったといわれる千手観音は像高3.89mにもおよぶ巨大なもの(ただし、歴史的には空海が東国に来たという記録はありません)。
千手観音像(一区)、釈迦三尊像(二区)、薬師三尊像(三区)、阿弥陀三尊像(四区)の4組10体の石心塑像が大小4区に分かれて彫刻されており、平安時代中期から鎌倉時代にかけての制作と推定され、大谷磨崖仏として国の特別史跡、重要文化財の二重の指定を受けています。

さらに、昭和40年の大谷磨崖仏防災工事の際に、洞窟内から縄文時代草創期の土器、石器や縄文時代の人骨が発見され、大谷寺洞穴遺跡となっています。

「地下迷宮の秘密を探る旅 大谷石文化が息づくまち宇都宮」として日本遺産にも認定され、大谷磨崖仏、大谷寺
洞穴遺跡は、その構成資産になっています。

本尊の千手観音像

坂東三十三観音霊場間の距離・時間

18番・日光山中禅寺/立木観音(栃木県日光市中禅寺歌ケ浜2578) — (45km/1時間) — 19番・天開山大谷寺/大谷観音(栃木県宇都宮市大谷町1198) — (40km/1時間10分) — 20番・獨鈷山西明寺/益子観音(栃木県芳賀郡益子町益子4469)
※距離と時間はルートや交通状況により変動するため、およその目安です

大谷寺(大谷観音) DATA

名称 大谷寺(大谷観音)/おおやじ(おおやかんのん)
所在地 栃木県宇都宮市大谷町1198
関連HP 大谷寺公式ホームページ
電車・バスで JR宇都宮駅西口から関東バス大谷資料館行き、立岩行き、新里行き、大谷経由ろまんちっく村行きで30分、大谷資料館入口下車、すぐ
ドライブで 東北自動車道宇都宮ICから約6.4km
駐車場 50台(無料)、市営大谷駐車場(100台/無料)
問い合わせ 大谷寺 TEL:028-652-0128/FAX:028-652-3656
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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