東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅(栃木県日光市)から約5分の場所からスタートする鬼怒川ライン下り。鬼怒川大瀞までの全長6kmを40分かけて和船で下る風流な船旅です。遠くから眺めると船はゆったりと進んでいるように見えますが、激しい水しぶきがあがる流れの速い場所もあり結構スリリングな体験が味わえます。
鬼怒川舟運、筏流しの歴史を今に伝えるスリリングな川下り
鬼怒川温泉の峡谷部や龍王峡は、海底火山によって造られた火山岩が、鬼怒川によって侵食されてできた峡谷。
その渓谷美を眺めるには、舟を利用するのがベスト!
峡谷をくぐり抜ける鬼怒川ライン下りの見どころは、楯岩、軍艦岩、ゴリラ岩、積木岩などの奇岩怪石と段丘の崖に懸かる虹見の滝。
とくに100mもの大きさがあるという鬼怒楯岩のすぐ側では、岩壁が倒れてきそうな感覚も味わえます。
船頭の楽しい解説も魅力のひとつで、あっと言う間に過ぎてしまう40分。
夏は爽快で、涼を取ることができます。
下船後は無料シャトルバスで戻る仕組みです(受付の際にシャトルバス利用を申し出ること/シャトルバスを合わせて所要時間1時間10分)。
乗船にあたってはネット、電話でなるべく予約を
予約した方が無難ですが、予約がない場合でも空席があれば乗船可能(直前でも電話で確認するのが賢明です)。
発船20分前までに受付をする必要があることに留意を(発船時刻10分前から乗船開始、ペット同伴は不可)。
なお、ライン下り乗船場(鬼怒川金谷ホテル裏)と有料駐車場は少し離れているので、カーナビ誘導の場合には駐車場の住所入力(栃木県日光市鬼怒川温泉大原1393-8)がおすすめです。
鬼怒川温泉ロープウェイと鬼怒川ライン下りパックも販売(ロープウェイまでの無料シャトルバス運行)。
ちなみに鬼怒川上流から宇都宮へはかつて筏流しも行なわれていました。
『鬼怒川筏流し唄』、『鬼怒の船頭唄』という民謡もあり、『鬼怒の船頭唄全国大会』も行なわれています。
鬼怒川での舟遊びは、昭和5年に芸者さんなどを乗せての打ち上げ花火見物などで始まり、「東京の奥座敷」としての発展で昭和35年にライン下りが始まりました。
鬼怒川ライン下り | |
名称 | 鬼怒川ライン下り/きぬがわらいんくだり |
所在地 | 栃木県日光市鬼怒川温泉大原三ツ石1414 |
関連HP | 鬼怒川ライン下り公式ホームページ |
電車・バスで | 東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から徒歩5分 |
ドライブで | 日光宇都宮道路今市ICから約14km |
駐車場 | 150台/有料 |
問い合わせ | 鬼怒高原観光開発 TEL:0288-77-0531 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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