栃木県栃木市にある当主で26代という歴史を有する旧家・岡田家の邸宅を記念館としたのが岡田記念館。江戸時代に未開地を開墾し、村民の生活の基盤を築いたことから名主となり、例幣使街道沿いの現在地に住居を構えたのだとか。藩政時代には畠山氏の陣屋が設けられたことから、代官屋敷とも呼ばれていました。
邸内には明治時代の床屋も現存!
現在は3つの蔵を記念館として公開しており、親交のあった富岡鉄斎(とみおかてっさい)筆の『韓人堪忍図』や甲冑金高蒔絵など岡田家に伝わる家宝を鑑賞することができます。
敷地内には明治時代に建てられた床屋「市村理髪館」(明治4年の断髪令とともに開業)と酒屋が当時のままの姿で保存。
「市村理髪館」は、全国理容生活衛生同業組合連合会の「理容遺産」に認定されています。
岡田家はもともと武士でしたが、帰農し、江戸時代の慶長年間(1596年〜1615年)に栃木に移住、荒地を開墾し、地域発展に尽力しました。
代々嘉右衛門を襲名し、嘉右衛門町の名も嘉右衛門新田を開いたことに由来します。
重要伝統的建造物群保存地区に選定されている町並みももともとは嘉右衛門新田の一角だったのです。
岡田記念館 | |
名称 | 岡田記念館/おかだきねんかん |
所在地 | 栃木県栃木市嘉右衛門町1-12 |
関連HP | 岡田記念館公式ホームページ |
電車・バスで | JR・東武日光線栃木駅から徒歩20分 |
ドライブで | 東北自動車道栃木ICから約3km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 岡田記念館 TEL:0282-22-0001/FAX:0282-22-0039 |
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