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雲巌寺

雲巌寺

栃木県大田原市にある臨済宗妙心寺派の寺が、雲巌寺。臨済宗・聖福寺(しょうふくじ/福岡市博多区)、曹洞宗の永平寺(福井県永平寺町)、臨済宗・興国寺(和歌山県由良町)とともに、日本の禅宗四大道場とも称される名刹で、松尾芭蕉も『奥の細道』途中で、訪れています。

芭蕉も訪れた大田原市の名刹

八溝山地の山中に建つ、臨済宗の名刹。
平安時代後期の創建ですが、弘安6年(1283年)、執権・北条時宗を大檀那とし、高峰顕日(仏国国師)が再興。

釈迦堂、獅子王殿が一直線に並び、禅宗の修行道場らしい凛とした空気が漂っています。

元禄2年4月3日(1689年5月21日)、黒羽に入った松尾芭蕉と曽良は、黒羽藩城代家老・浄法寺高勝(じょうほうじたかかつ/俳号・桃雪、あるいは雪桃)を訪ね、翌4月5日、雲巌寺に禅の師匠だった住職・仏頂和尚を訪問しています。
松尾芭蕉は、雲巌寺で「木啄も 庵は破らず 夏木立」の句を詠み、境内に句碑が立っています。

平成30年放送のJR東日本「大人の休日倶楽部」のCM栃木県「黒羽の芭蕉篇」で、吉永小百合が雲厳寺を訪れるシーンが放映されて以来、観光客の訪れが増えています。
観光寺院ではないので、見学にあたっては留意の上、マナーを守って参詣を。
御朱印帳などへの対応もありませんが、玄関に書置きの御朱印が用意され、希望でもらいことができます(志納)。

雲巌寺
名称 雲巌寺/うんがんじ
所在地 栃木県大田原市雲岩寺27
関連HP 大田原市公式ホームページ
電車・バスで JR那須塩原駅から大田原市営バス雲巌寺線で50分、雲巌寺前下車
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 大田原市観光協会 TEL:0287-54-1110
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

黒羽芭蕉の館

栃木県大田原市、黒羽藩の藩庁だった黒羽城の三の丸跡に建つのが、黒羽芭蕉の館。黒羽城下には、松尾芭蕉が『奥の細道』途中に14日間も滞在。その芭蕉の足跡と、戦国時代末に黒羽城を築城し、外様大名ながら明治維新まで藩主を務めた大関氏に関する資料を常

芭蕉の道

栃木県大田原市、黒羽は松尾芭蕉が『奥の細道』途中で13泊も滞在した地。そのうち8泊を過ごした黒羽藩城代家老・浄法寺高勝(じょうほうじたかかつ/俳号・桃雪、あるいは雪桃)の邸宅跡周辺を歩く800mの遊歩道が、芭蕉の道です。道沿いには芭蕉の句碑

大雄寺

 栃木県大田原市、芭蕉が14日間という長逗留した黒羽にある曹洞宗の寺が、大雄寺。本堂、禅堂、庫裏(くり)、鐘楼、経蔵、総門、廻廊3棟(北東廻廊、南東廻廊、南西廻廊)という茅葺きの伽藍は、国の重要文化財に指定され、昔ながらの禅寺の凛

 

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