大雄寺

大雄寺

 栃木県大田原市、芭蕉が14日間という長逗留した黒羽にある曹洞宗の寺が、大雄寺。本堂、禅堂、庫裏(くり)、鐘楼、経蔵、総門、廻廊3棟(北東廻廊、南東廻廊、南西廻廊)という茅葺きの伽藍は、国の重要文化財に指定され、昔ながらの禅寺の凛とした空気と格式を今に伝えています。

黒羽藩主・大関家累代の菩提寺

応永11年(1404年)、余瀬白旗城(現・大田原市余瀬)の城内に創建され、天正4年 (1576年)、14代・大関高増(おおぜきたかます=大田原資清の子)が本拠を黒羽城に移した際に、現在の地に移転しています。

平成21年公開の映画『禅 ZEN』(主演・中村勘太郎、監督・高橋伴明)のロケ地にもなっていますが、曹洞宗の開祖・道元の物語ということで、往時の永平寺としての設定。
雲水(禅宗の修行僧)たちの修行シーンなどが撮影されています。

禅宗寺院ですが、総門から回廊を使って禅堂、本堂など、堂内の拝観も可能(有料)で、「枕返しの幽霊」の掛軸も見学できます。
僧侶による堂内案内なので、事前の予約が必要(外観のみの見学は無料で予約は不要)。

また、禅堂での坐禅・写経も可能で、説明・坐禅・堂内拝観のセットとなっています(個人でも可能ですが、1週間前までに要予約)。

境内には外様大名ながら、明治維新まで藩主を務めた黒羽藩主・大関家累々の墓もあります。

大雄寺
大雄寺
名称 大雄寺/だいゆうじ
所在地 栃木県大田原市黒羽田町450
関連HP 大雄寺公式ホームページ
電車・バスで JR那須塩原駅、西那須野駅からタクシーで25分
ドライブで 東北自動車道那須ICから約20km、西那須野ICから約21km、矢板ICから約26km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 大雄寺 TEL:0287-54-0332
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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