洞窟観音・徳明園

高崎駅の西、観音山丘陵に呉服商・山田徳蔵が大正7年に着工し、昭和39年2月に88歳で生涯を閉じるまでの間、約50年間にわたって独力で築いたのが洞窟観音と、回遊式日本庭園の徳明園。高崎のシンボルとなっている白衣大観音より以前、満足な重機のない時代に人力で山をくり抜き谷を埋めて築いた洞窟と庭園は、知られざるスポットです。

洞窟内に不思議な観音霊場が!

1671(寛文11)年、高崎藩主・安藤重治(重博)が清水寺(本尊が千手観音)を愛宕山と呼ばれる城下西側の丘陵に勧進したのが「観音山」という名の始まり。

山田徳蔵は、新潟県柏崎の出身。
高崎田町に住んで高級呉服の背負って販売し、大店(おおだな)を構えるまでに発展します。

洞窟観音の建設を始めた大正時代には東京、新潟や中国の青島にも出店するほどに拡大していました。

清水山の聖地に築かれた洞窟は全長400mにも及び、浅間山の溶岩や、巨石銘石を配した内部は極楽浄土を体現し、御影石の観音像33体などが安置されています。
当初はツルハシで一つ一つの石を掘っては下の谷まで運ぶという重労働だったそうです。
「工事を始めて3年目の冬は雪の日が続き、人夫がひとりも来なかったため夫婦ふたりで掘り続けたこともあった」といいます。

洞窟内の温度は通年17度と一定なので、夏は涼しく、冬は温かく感じます。
観音像は新潟県魚沼郡出身の仏師・高橋楽山が担当。

徳明園は、群馬の銘石・三波石を中心に全国から集められた銘石を配した回遊式日本庭園。
自生の赤松を主体に、黒松は新潟から取り寄せています。
 

洞窟観音・徳明園 DATA

名称 洞窟観音・徳明園/どうくすかんのん・とくめいえん
所在地 群馬県高崎市石原町
関連HP 洞窟観音・徳明園公式ホームページ
電車・バスで JR高崎駅からぐるりん観音山線片岡先回りで20分、洞窟観音入口下車
ドライブで 関越自動車道高崎ICから約10km
駐車場 25台/無料
問い合わせ TEL:027-323-3766/FAX:027-322-5025
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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