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日本三大投入堂とは!?

日本三大投入堂

懸崖造り(けんがいづくり)、崖造り(がけづくり)のなかで、急峻な崖の岩窟に「堂舎を投げ入れたように」建っているのが投入堂。日本三大投入堂と称されるのは、三徳山三佛寺投入堂(鳥取県三朝町/国宝)、不動院岩屋堂(鳥取県若桜町/国の重要文化財)、龍岩寺奥院礼堂(大分県宇佐市/国の重要文化財)の3ヶ所です。

三徳山三佛寺投入堂|鳥取県三朝町

所在地:鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
建築年代:平安時代後期(奈良文化財研究所埋蔵文化財センターの「年輪年代法」による調査)
文化財指定:国宝
「六根清浄(ろっこんしょうじょう)と六感治癒(ろっかんちゆ)の地」として日本遺産にも登録
概要:真家の土門拳が『古寺巡礼』のなかで「日本一の名建築は何かと問われれば、私は躊躇なく、三佛寺投入堂を真っ先に挙げる」と記した投入堂ですが、投入堂への道は難行苦行の修験の道で、「日本一危険な国宝」とも称されています
安易な気持ちで入山することはできません

三徳山三佛寺

706(慶雲3)年、修験道の開祖である役行者が開山と伝えられる三朝町の古刹。849(嘉祥2)年、円仁(慈覚大師)が釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来の三尊を安置したので、天台宗の寺、三徳山三佛寺となりました。三徳山(みとくさん・標高899.7m

不動院岩屋堂鳥取県若桜町

所在地:鳥取県八頭郡若桜町若桜
建築年代:室町時代初期のものと推定(史料が少なく詳細は不明)
文化財指定:国の重要文化財
概要:間口7m、高さ13m、奥行10mの自然の洞窟にすっぽり収まるように建てられた舞台造りの密教建築物が岩屋堂
本尊の不動明王は、空海(弘法大師)33歳の時の作と伝えられ、目黒不動(東京都目黒区・瀧泉寺)と目赤不動(東京都文京区・南谷寺)と並んで「日本三大不動」のひとつで、3月28日、7月28日の大祭のときに御開帳

不動院岩屋堂

八頭郡若桜町にある修験道の寺。間口7m、高さ13m、奥行10mの自然の洞窟にすっぽり収まるように建てられた舞台造りの密教建築物が岩屋堂で、国の重要文化財。三徳山三佛寺(鳥取県三朝町)の国宝・投入堂、龍岩寺奥院礼堂(国の重要文化財/大分県宇佐

龍岩寺奥院礼堂|大分県宇佐市

所在地:大分県宇佐市院内町大門290-2
建築年代:弘安9年(1286年)築
文化財指定:国の重要文化財
概要:駐車場から石段を登ると本堂・拝観受付があり、本堂横から素堀りのトンネルを抜け、山道を10分ほど歩くと奥院礼堂が
岩壁に高床状の舞台が設けられ、床下に懸けられている丸太の梯子「きざはし」は、往時は参詣道として利用されていたもので、ほかには神宮(伊勢神宮)でしか見られない珍しいもの(原始的作法の階段)

龍岩寺奥院礼堂

大分県宇佐市院内町大門にある龍岩寺の奥の院が、龍岩寺奥院礼堂(りゅうがんじおくいんらいどう)。大きな岩窟に、投げ込まれたかのような懸造(かけづく)りの小さな礼堂で、国の重要文化財に指定されています。天平18年(746年)、行基開山の伝説が残

日本三大投入堂とは!?
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