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竹芝客船ターミナル(竹芝桟橋)

竹芝客船ターミナル(竹芝桟橋)

東京都港区、東京港の竹芝桟橋にある伊豆諸島、小笠原へ大型客船(正式には貨客船)、高速ジェット船が出航するのが竹芝客船ターミナル。東海汽船が伊豆諸島の大島、利島、新島、式根島、神津島、御蔵島(みくらじま)、三宅島、八丈島への貨客船と高速船、小笠原海運が父島への貨客船を運航しています。夏季の東京湾納涼船も有名。

伊豆七島、小笠原への大型客船、高速ジェット船が出航

「おがさわら丸」(平成28年、1万トン超えの大型化で就航した3代目)の乗船風景

大正12年の関東大震災を契機に、本格的なふ頭の建設が行なわれ、大正14年の日の出ふ頭、昭和7年完成の芝浦ふ頭に続いて、昭和9年に誕生したのが竹芝ふ頭。
その後、昭和56年から平成7年にかけて行なわれた再開発で、公園化して整備され、東京港のお洒落な玄関口へと変身しています。

大島、利島、新島、式根島、神津島へは東海汽船の大型客船「さるびあ丸」(6099t)、御蔵島(みくらじま)、三宅島、八丈島へは「橘丸」(5681t)が就航。
「さるびあ丸」は往路が夜行、帰路が昼行。
「さるびあ丸」、「橘丸」は特等を利用しても、ホテルに泊まる程度の料金なので、おすすめです。

船体のデザインされたカラーリングは、「さるびあ丸」が美術家・野老朝雄、「橘丸」は画家・柳原良平が担当。
夏季の東京湾納涼船には出航前(伊豆諸島からの着岸から出航までの時間帯)の「さるびあ丸」が使われています。

高速ジェット船は大島、利島、新島、式根島、神津島に就航。
高速ジェット船なら竹芝〜大島は、1時間45分という近さです。

季節、曜日によっては大型客船「さるびあ丸」の横浜・大さん橋寄港(往路の金・土曜夜)、高速ジェット船の久里浜、館山寄港があります。
使い方によっては、横浜・大さん橋乗船、竹芝下船も可能ということに(所要1時間35分)。

父島へは小笠原海運の「おがさわら丸」が就航し、父島までは24時間の船旅です。
「おがさわら丸」(1万1000t)は往路が夜行、帰路が昼行。

「おがさわら丸」は、特等室(スイート)、特1等室(デラックス)、1等室(スタンダード)がツインルーム(スイートとキングサイズベッド1台)で、フンパツすれば、豪華客船風の船旅を味わうことができます(特等室、特1等室はバス、トイレ付き)。
レストランではステーキ(島塩)などを味わうことができます。

単なる客船ターミナルではなく、公園化された竹芝ふ頭そのものがお洒落なスポットとなっており、テレビドラマなどのロケにもよく使われる場所です。
伊豆七島への船が出航する竹芝桟橋に隣接の竹芝ふ頭一帯は、夜になれば足下を照らすライトアップでムード満点で、デートにも絶好。

竹芝客船ターミナル内、第一待合所の横には特産品販売所「愛らんど」があり、伊豆七島、小笠原の特産品を販売しています。
また、カフェレストラン「HARBOR」(ハーバー)も営業。

なお、大型客船は、いずれも正しくは貨客船。
伊豆七島、小笠原への物資、郵便物なども積んでいます。
車を積載するフェリーは就航していないのでご注意を(よくあるフェリーいう記述は誤記です)。

東海汽船の「さるびあ丸」(令和2年就航の3代目はエコシップ)
「さるびあ丸」の出航風景は、なかなかロマンチック
竹芝客船ターミナル(竹芝桟橋)
名称 竹芝客船ターミナル(竹芝桟橋)/たけしばきゃくせんたーみなる(たけしばさんばし)
所在地 東京都港区海岸通り1-1-1
関連HP 東京港埠頭株式会社公式ホームページ
電車・バスで ゆりかもめ竹芝駅から徒歩1分
ドライブで 首都高速芝公園ランプから約3.5km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 竹芝客船ターミナル管理事務所 TEL:03-3432-8081
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

竹芝ふ頭

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伊豆大島・元町港

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伊豆大島・岡田港

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東海汽船「さるびあ丸」にハートのマークが!

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