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摩利支天 徳大寺

摩利支天 徳大寺

東京都台東区、アメヤ横丁(アメ横)にある日蓮宗の寺が摩利支天徳大寺(まりしてんとくだいじ)。開運摩利支天を祀ることから下谷摩利支天とも呼ばれ、日本三大摩利支天のひとつにも数えられる名刹です。関東大震災、戦災からも焼失を免れた摩利支天像は、開運厄除けのご利益が大と信仰されています。

下谷摩利支天と呼ばれ、江戸庶民も尊崇

寺伝によれば、寛永年間( 1624年〜1645年)、慈光院(じこういん)の日遣上人によって創建されたとされ、奉安する摩利支天像は、京で霊夢感得された聖徳太子自刻と伝わる像。
宝永5年(1708年)に徳大寺に安置されています。

戦国時代に、武神として信仰され、鎧(よろい)や兜(かぶと)に摩利支天像を潜ませる武将も多かったのですが、江戸時代中期以降、江戸庶民にも信仰が広がり、下谷摩利支天として尊崇されたのです。
摩利支天像の安置から、庶民の尊崇を集め、門前に摩利支天横丁が形成されています。

現存する本堂は、昭和39年11月の再建。
中央に大摩利支尊天、左に日蓮聖人、右には鬼子母神(きしもじん)が祀られています。
本堂正面の扁額「威光殿」の吉田茂・元総理大臣の揮毫(きごう)。

猪(いのしし)が摩利支天の眷属(けんぞく=従者)であることから、12日ごとににやってくる亥の日(いのひ)が摩利支天の縁日で、開運吉祥の開帳祈祷が執り行なわれています。

ちなみに、日本三大摩利支天は、徳大寺のほか、京都・建仁寺塔頭の禅居庵、石川県金沢市の宝泉寺です。

摩利支天 徳大寺
名称 摩利支天 徳大寺/まりしてん とくだいじ
所在地 東京都台東区上野4-6-2
関連HP 摩利支天 徳大寺公式ホームページ
電車・バスで JR御徒町・東京メトロ銀座線上野広小路駅・都営大江戸線上野御徒町駅から徒歩2分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 摩利支天 徳大寺 TEL:03-3831-7926/FAX:03-5818-1058
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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