宝泉寺

宝泉寺

石川県金沢市、金沢市街の東に位置する卯辰山(うたつやま)の中腹にあり、金沢の鬼門を封じるために開山された摩利支天を祀る寺が摩利支天山宝泉寺。建仁寺塔頭・禅居庵摩利支尊天堂、東京・上野アメ横の摩利支天徳大寺とともに日本三大摩利支天にも数えられています。

境内は金沢随一という絶景の地

宝泉寺
ひがし茶屋街を眼下に

1本の木の根元から5本の幹が出ているように見える五本松が摩利支天山宝泉寺の御神木。
現在のものは3代目ですが、金沢で生まれた文豪・泉鏡花は様々な作品にこの五本松を取り入れています。
松には天狗が住みつき、魔神の住処であるという伝説があり、それを題材にしているのです。
江戸時代には松が沖行く船の目印にもなり夜には松の傍らの常夜灯に火を入れたというほどの大木だったとか。

加賀藩の初代藩主・前田利家(まえだとしいえ)が摩利支天像を兜(かぶと)の中に収めて出陣したことは有名で、武運祈願、護身除災の信仰を集めています。
毎月1日が摩利支天の縁日で、護摩と法話があります(5月15日・16日=春季大祭、10月15日・16日=秋季大祭)。
授与品では、摩利支天の勝守が人気です。

ひがし茶屋街から子来坂(こらいざか=金沢市内の車道でいちばんの急坂といわれる坂)を上った地にあり境内からは市街を一望に(ひがし茶屋街から徒歩15分)。
落日の美しさは、日本文学研究家のドナルド・キーン氏が絶賛したといわれるほどで、黄昏時から、街明かりが灯る時間帯は、古都を感じるのにもってこい。
泉鏡花も「五本松の枝のはずれに、城の町は、川も橋も城も森も天守の櫓も、処々に薄霞した一枚の絵双六である」と記しています。

宝泉寺
黄昏時の絶景
宝泉寺
名称 宝泉寺/ほうせんじ
所在地 石川県金沢市子来町57
関連HP 宝泉寺公式ホームページ
電車・バスで JR金沢駅から北陸鉄道バス橋場町経由柳橋・東部車庫行きで10分、橋場町下車、徒歩15分
ドライブで 北陸自動車道金沢西ICから約6.6km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 宝泉寺 TEL:076-252-3319
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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