東京都目黒区碑文谷 ( ひもんや )にある目黒区立の公園が、碑文谷公園。公園の中心、弁天池にはボート場があり、区立公園らしいエコノミーな料金でボート遊びを楽しむことができます。台地に刻まれた谷の奥の湧水を集め、かつては荏原郡碑文谷村の農業用ため池だったのが弁天池です。
池の水は地下水と井戸水を濾過して供給
ボート場は、3月〜11月の土・日曜、祝日のみ営業。
手こぎボート(ロウボート)のみで、大人2人まで。
料金が安いことも魅力です。
弁天池は湧水を湛えているので、深さは1.3mほどと深くはありませんが、水質も比較的に良好で(浄化装置で水を濾過しながら、地下水、井戸水と混ざり、池の水質を保持)、ロウボートを静かに漕げばカモが寄って来ることも。
周囲にシイノキや、シラカシ、ラクウショウが茂り、新緑の頃も爽快です。
弁天池は、暗渠化(あんきょか)され、緑道に姿を変えた立会川(たちあいがわ)の水源池で、8462平方メートル。
江戸時代には、現在よりも大きな池で、野鴨が多数生息していたので、徳川将軍家の鷹狩りの場(目黒鷹場)になったこともありましたが、それ以降は、碑文谷村の村持(共有)の池となり、周辺の水田に水を供給していました。
中ノ島には弁才天が祀られていますが、もともとは水の神様で、神仏習合時代の本尊である弁才天像は、円融寺にあったものです。
弁天池のボート場は、昭和10年頃から東京横浜電鉄(昭和2年に碑文谷駅が開業/碑文谷駅=現在の学芸大学駅)がボート場の営業を開始していたものを、東京市の設立後に市営の貸しボート場にしたもので、都内有数の歴史を誇っています。
碑文谷公園・ボート場 | |
名称 | 碑文谷公園・ボート場/ひもんやこうえん・ぼーとじょう |
所在地 | 東京都目黒区碑文谷6-9-11 |
関連HP | 目黒区公式ホームページ |
電車・バスで | 東急東横線学芸大学駅から徒歩6分 |
駐車場 | なし/周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 目黒区道路公園課 TEL:03-5722-9775/FAX:03-3712-5129 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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