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千鳥ケ淵戦没者墓苑

千鳥ケ淵戦没者墓苑

東京都千代田区三番町にある日本政府が設置した戦没者慰霊施設が、千鳥ケ淵戦没者墓苑。日中戦争および太平洋戦争の戦没者の遺骨のうち、遺族に引き渡すことができなかった遺骨を安置する墓地公園で、昭和34年3月28日に竣工、環境省の所管となっています。

政教分離の原則に基づいた戦没者慰霊施設

昭和34年、第57代岸信介首相の際の閣議決定(『無名戦没者の墓』に関する件)で設置された、政教分離の原則に基づいた戦没者慰霊施設。
昭和25年、アメリカ軍からフィリピンでの戦没者の遺骨4822柱が送還され、昭和27年から厚生省の遺骨収集事業が始まり、身元不明などの理由で遺族に返還できない遺骨の取り扱いが課題になったことから、超党派、官民挙げての「全日本無名戦没者合葬墓建設会」が結成され、千鳥ケ淵の宮内庁管理地(賀陽宮邸跡)に戦没者慰霊施設が建設されたもの。

昭和34年3月28日に竣工し、昭和天皇と香淳皇后が臨席し、内閣総理大臣らが参列して追悼式が執り行なわれました。

苑内には身元不明や引き取り手のない遺骨が安置される六角堂などの施設がありますが、特定の宗教に属するものではありません。

納骨室や増設納骨室には、35万8000柱以上の遺骨が安置されています。
庭園は日本自然保護協会理事長も務めた田村剛(たむらつよし)の設計。
終戦記念日(8月15日)には、内閣総理大臣が参列するのが恒例。

千鳥ケ淵戦没者墓苑
名称 千鳥ケ淵戦没者墓苑/ちどりがふちせんぼつしゃぼえん
所在地 東京都千代田区三番町2
関連HP 環境省公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線九段下駅、または、東京メトロ半蔵門線半蔵門駅から徒歩10分
駐車場 参拝者用駐車場(9:00〜17:00)
問い合わせ 千鳥ケ淵戦没者墓苑管理事務所 TEL:03-3262-2030/FAX:03-3222-1657
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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