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安養寺

安養寺

東京都府中市本町1丁目、JRA東京競馬場近くにある天台宗の寺が、安養寺(あんようじ)。寺伝によれば貞観元年(859年)、円仁(慈覚大師)によって開山されたという古刹で、明治初年の神仏分離、廃仏毀釈までは大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)の別当寺(神社を管理する寺)でした。

明治初年までは大國魂神社の別当だった寺

尊海僧正が勅命で永仁4年(1296年)に中興。
それ以降は歴史を府中に刻んでいます。
大國魂神社の別当寺時代には14ヶ寺の末寺を数える大寺でした。
幕末には寺子屋も開校、明治8年6月、安養寺を仮校舎として府中学校が開校しています。
明治16年、世良田長楽寺の末寺を離れ、延暦寺の直轄寺となっています。

本尊の阿弥陀三尊は、秘仏。
現存する本堂は、寛政元年(1789年)の再建、山門は天保4年(1833年)の再建。

ちなみに円仁(慈覚大師)開山の寺としては、関東では川越の喜多院が有名。

安養寺
名称 安養寺/あんようじ
所在地 東京都府中市本町1-17-10
電車・バスで JR府中本町から徒歩6分。京王線府中駅から徒歩15分
問い合わせ 安養寺 TEL:042-361-2248
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大國魂神社

律令時代の武蔵国の国府があった場所に鎮座し、国司が参拝した総社を前身とするのが東京都府中市の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)。5月5日の例祭を中心に執り行なわれる『くらやみ祭』も国司祭をルーツとしています。厄除け祈願、厄払いにご利益がある

 

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