東京都荒川区南千住8丁目、隅田川沿いに広がる都立公園が、汐入公園。白鬚西地区市街地再開発事業で整備され、平成18年4月1日に開園した広さ12.9haの公園で、大型複合遊具、芝生の広がる「ふれあい広場」、バーベキュー場などが整備され、災害時の広域避難場所にもなっています。
かつてはこの地に紡績工場が!
「豊かで多様な水辺と緑に彩られた、活力と潤いのある川辺のひろば公園」が基本テーマで、公園と隣接する隅田川は1kmにわたって、スーパー堤防化されています。
遊具広場には通称ツインタワーと呼ばれる大型遊具が設置。
通常バーベキュー広場として使われる場所は、災害時には非常用炊き出し場となる予定。
そのほか、多目的広場がヘリコプター臨時離発着場になるほか、防災備蓄倉庫、非常用トイレ、非常用照明、非常用放送設備、非常用電源が整備されています。
千住汐入大橋と水神大橋の間で、隅田川は大きく蛇行し、その鼻先(カーブの頂点)にあたる部分に展望広場が設けられています。
スポーツ施設としては、テニスコート(人工芝)4面があり、公園管理所で利用者登録をして使用。
ちなみに、一帯は、明治41年に東京紡績(大正3年合併して大日本紡績に/現・ユニチカ)の橋場工場(東京工場、昭和37年廃止され、自動車教習所、ゴルフセンターに転身)などがあった地。
公園の汐入という名は、潮入りの池があるわけではなく、かつての橋場村汐入(現・南千住/田畑が大部分を占める大都市江戸の近郊農村)という地名から。
明治以前は汐入大根という大根の産地だったのです。
現在の西日暮里1丁目、西日暮里2丁目で栽培された谷中生姜、漬物に使われた三河島菜、橋場村汐入で栽培された汐入大根、荒木田(現・町屋)の荒木田大根は、現在の荒川区で産したブランド野菜でした。
汐入公園 | |
名称 | 汐入公園/しおいりこうえん |
所在地 | 東京都荒川区南千住8-13-1 |
関連HP | 東京都公園協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR・東京メトロ・つくばエクスプレス南千住駅から徒歩12分 |
駐車場 | 第1駐車場(43台/有料)、第2駐車場(27台/有料) |
問い合わせ | 汐入公園サービスセンター TEL:03-3807-5181 |
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