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金剛の滝

金剛の滝

東京都八王子市上川町、今熊山(いまくまさん/標高505m)を源流とする逆川の途中にある秘瀑が、金剛の滝。4mの雌滝があり、雌滝脇の岩窟をくぐる落差18mの雄滝が落ちる双瀑で、雄滝には不動明王(不動金剛明王)が彫られています。金剛の滝までは河原を歩く部分もあるので増水時は探勝不可です。

熊野信仰と修験の歴史を秘める、今熊山中の秘瀑

滝周辺の岩壁には7月にイワタバコが花をつけ可憐。
今熊山登山口バス停から歩くと50分ほど必要ですが、広徳寺(あきる野市、武蔵五日市駅から徒歩30分、駐車場あり)から歩くと40分ほどの道のりです(秋川丘陵ハイキングコースの一部)。

タクシーであれば、東京電力パワーグリッド新多摩変電所近くまで入れますが(その先は車止めがあり進入不可)、周辺に駐車場がないため、公共交通機関の利用が必要。

ちなみに、不動明王は密教の根本尊である大日如来の化身なので、一帯が真言密教の修験の地だったことがわかります(金剛という言葉も密教の神々しさを表わし、高野山の中心も金剛峯寺)。
今熊神社も、明治初年の神仏分離までは、神仏習合の今熊大権現で、紀伊国・熊野本宮の分霊を勘定して創建(今熊山正福寺が神仏習合時代の別当)。
中世に関東に伝わった熊野信仰を今に伝えるのが今熊神社、そして金剛の滝なのです。
雌滝と雄滝を結ぶ岩窟も、修験者が掘ったものと推測できます。

金剛の滝
名称 金剛の滝/こんごうのたき
所在地 東京都八王子市上川町
関連HP 八王子市公式ホームページ
電車・バスで 京王八王子駅・JR八王子駅から西東京バス武蔵五日市駅行きで今熊山登山口下車、徒歩50分
ドライブで 圏央道あきる野ICから約7km、駐車場から徒歩40分
駐車場 あり
問い合わせ 八王子市観光課 TEL:042-620-7378/FAX:042-627-5951
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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