東京都中央区晴海5丁目にある東京港海上公園のひとつが、晴海ふ頭公園(はるみふとうこうえん)。晴海埠頭の先端部、レインボーブリッジを正面に見る絶景の海上公園で、令和3年に開催された2020年東京オリンピックの選手村として使用された後にリニューアルされ、令和4年10月7日に再オープンしています。
レインボーブリッジを眼前に、東京港の景観を楽しむ海上公園
昭和50年12月1日に開園した3.5haの海上公園で、岸壁には水産庁船舶専用桟橋(H-3バース)、海技教育機構専用桟橋(H-2バース)などの官庁船バース、隣接して臨港消防署本署があり、「みやこどり」、「おおえど」、「はやて」など、消防艇5艇を備えています。
海技教育機構は、美しい帆船の練習船「海王丸」(2代目)、世界でも有数の高速帆船「日本丸」(2代目)なども有しており、桟橋に帆船が係留されていることも。
公園内には、船型の大型すべり台付き遊具、波の形をした遊具の配される遊びの広場、バーベキューもできるカフェ「O.GARDEN」(オー・ガーデン)、などがあり、潮風を浴びながらファミリーで楽しむことができます。
臨港消防署本署寄りにはグラスガーデンがあり、芝生が広がっています。
官庁船バース側には海辺のテラスがあり、レインボーブリッジや臨海エリア・都心エリアを一望に。
東京2020大会の選手村エリアとなっていた場所なので(開催期間中と前後は、公園は閉鎖)、正面入口にあるオリンピック記念盤、海辺のテラス横に五輪植栽の花壇がシンボルとして残されています。
中央に楕円形に広がる芝生広場は多目的広場で、のんびりとくつろぐことができます。
公園内の石垣は、東京港の整備にあたり撤去した第二台場の石を再利用したもの。
第二台場はペリー来航により、風雲急を告げる江戸湾の防備のため、嘉永7年(1854年)に完成した洋上の砲台(同年、第一・第二・第三台場竣工)。
現在の品川埠頭沖にありましたが、航路の邪魔になることから昭和36年に撤去されています。
その際の石垣が晴海ふ頭公園、晴海緑道公園の石組みに転用、往時を偲ばせてくれます。
晴海埠頭南東隅にある鉄塔風の建物は、東京港に入出港する船の安全を守る晴海信号所(海上保安庁の施設)で、東京港西航路の船を電光文字式の信号(Iの点滅=入航船は入航可、Oの点滅=出航船は出航可など)で管制しています。
晴海ふ頭公園 | |
名称 | 晴海ふ頭公園/はるみふとうこうえん |
所在地 | 東京都中央区晴海5丁目 |
関連HP | 東京港埠頭公式ホームページ |
電車・バスで | 都営地下鉄勝どき駅から徒歩25分 |
駐車場 | 40台/無料 |
問い合わせ | 辰巳の森海浜公園管理事務所 TEL:03-5569-8672 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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