東京都町田市にある東京都の名勝、日本の歴史公園100選に選定の町田を代表する公園が、町田薬師池公園。中心となる薬師池は、戦国時代末の天正18年(1590年)頃までに築かれたという農業用の溜池です。四季の花咲く園内には、江戸時代の古民家2棟(旧永井家住宅、旧荻野家住宅)も移築されています。
戦国時代に完成した薬師池を中心とした緑地公園
かつて福王寺池と呼ばれた薬師池は、野津田村の武藤半六郎(後に河井氏に改姓、江戸時代の野津田村名主)たちが暖沢谷戸(ぬくざわやと=鎌倉街道沿いに走る長細い谷戸)を堰き止めて築いた溜池。
その薬師池を中心とする14haの緑地公園が、町田薬師池公園です。
福王寺池(薬師池)は、宝永5年(1708年)には富士山(宝永火口)の噴火による泥砂が堆積し、大塚村、小山村、高ヶ坂村の人達が集まり3年を費やして土砂を掻き出し、文化14年(1817年)には堀り直し作業を行なっています。
町田薬師池公園は花の名所としても有名で、初春のロウバイ、梅、春の桜はもちろん、初夏には花菖蒲、アジサイが、薬師池北側のハス田では8月にハスが咲きます。
曼珠沙華(彼岸花)も9月下旬〜10月上旬に開花、紅葉シーズンの11月中旬〜下旬には、紅葉ライトアップも行なわれています。
薬師池の西側には旧永井家住宅(国の重要文化財)、旧荻野家住宅(東京都の文化財)が移築保存されています。
西園のウエルカムゲートには、地場食品直売所や町田産の食材を使った料理が楽しめるレストラン「44APARTMENT薬師池店」、体験工房、バーベキュー場、直売所が営業するほか、ライブラリー・ラウンジも備わっています。
町田薬師池公園 | |
名称 | 町田薬師池公園/まちだやくしいけこうえん |
所在地 | 東京都町田市本町田3105 |
関連HP | 町田薬師池公園公式ホームページ |
電車・バスで | 小田急線町田駅から神奈川中央交通バス本町田経由野津田車庫・鶴川駅行きで15分、薬師池下車すぐ |
ドライブで | 中央自動車道国立府中ICから約12.5km |
駐車場 | 薬師池公園駐車場(200台/1時間まで無料、以降有料) |
問い合わせ | 町田薬師池公園 TEL:042-851-8942/FAX:042-851-7825 |
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